フルーツパーラーで食べるようなおいしい桃の見分け方とは

まず、桃を選ぶポイントとして、形と色に注目しましょう。左右均等で、青みが
抜けた乳白色のものは食べ頃のサイン。よく熟している桃は、香りもジューシーなので、こちらも判断材料となります。
さらに上を目指すなら、果皮に現れる「果点」や「ジャビ」と呼ばれる小さな点々があるか、目を凝らしてみましょう。赤い桃では白い点々ですが、岡山県の名産である白桃は、そばかすのような黒っぽい点々になるのが特徴ですよ。
せっかくおいしい桃を手に入れたら切り分けにもこだわってみて!

切り分ける時は、皮つきのまま縫合線からV字にカットし、種のまわりを削ぐようにして切り分けます。皮は、刃先をひっかけて、やさしく引っ張りながらむきます。まだ実が固かった場合は、りんごのように皮をむいてもOK。
それでも剥きにくい時は、湯むきがおすすめ。桃のおしりの部分に軽く十字に切り込みを入れ、熱湯にさっとくぐらせ、すぐに氷水につけるのがポイントです。
桃は品質や味、香りを保つために常温保存がおすすめ。そのため食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れておくと、ひんやりおいしく食べられます。
ぶどうの皮にある白い粉はおいしさのサインだった

岡山県のぶどうは、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という品種の栽培からスタート。雨に弱く、高温・乾燥を好むため日本での育成が難しい品種と言われていましたが、県を挙げての産地化に取り組み、現在では日本一の生産地として知られています。
![大粒で糖度の高さが自慢! 岡山県では「ニューピオーネ」や「シャインマスカット」など多くの品種が栽培されています [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2024/07/20240725-momomukikata05.jpg)
そんなぶどう、実は表皮に白っぽい粉がついていることがありますね。汚れかと思いきや、実は“ブルーム”と呼ばれるミネラルで、ぶどう自ら実を守るために出している成分です。このブルームが濃いほど、新鮮な証拠。食べる直前に洗い落とすと、鮮度を長く保つことができますよ。
ちなみに、ぶどうは他の果物と違って追熟の必要がなく、買ってきた日がベストな食べ時。食べる前に氷水で15分ほど冷やすのがおすすめで、今の季節は2時間ほど冷凍庫で「半凍り」にさせると、シャーベットのようなシャリシャリ感を楽します!