普通の一杯に見せて実はデカ盛り! 全部のせらーめん+麺大盛り1070g!
待つこと数分、目の前にやってきたのは、ノリが立ち、大きめチャーシューがドーンと乗ったラーメン。早速計測です。直径21.5cmの器に、重さは1070g(器を除く)。「キャベツもやし」がないので、ノリを除けば高さはさほどない。けれど麺大盛り効果で1kg突破。見た目は普通の一杯なのに、さりげなく1kg超えです。
計測を終えて一口! 麺は、太麺ストレートで主張しっかり。麺の存在感が半端ない! ツルツルだからといって一気に啜ると、口の中がものすごく満たされることになります。濃厚なスープに負けない太めの千切りネギもいい脇役感です。
スープは、家系王道の濃厚醤油。豚の濃厚な旨みとほのかな甘さが、麺と絶妙なバランスです。主張が強い同士だけれど、がっちりスクラム組んでいると言った状態。濃厚だけれどくどくない!
「麺は太麺でストレート、茹で前の量は300gです。スープは、豚骨でさまざまな部位を使うほか、背ガラ、ゲンコツ、鶏ガラ、もみじなどでとっています。当店では国産を使用していますね」と話すのは店長の王さん。
「具は通常の場合、自家製燻製焼きロースチャーシュー、ホウレンソウ、ノリですが、全部のせの場合は、プラス煮バラチャーシュー、味玉、メンマ、白髪ネギになります」。自家製燻製焼きチャーシューに、煮バラチャーシュー。2種類のチャーシューが楽しめるんですね。
「自家製燻製焼きロースチャーシューは、豚ロース肉を毎朝職人がその日の肉の状態によって火加減と時間を調節し、ベストな焼き上がりで仕上げていますし、煮バラチャーシューは豚バラ肉をスープで煮ることにより、肉自体の旨みが逃げにくく、噛んだ瞬間ホロッと崩れるくらいやわらかくなるまでしっかり火入れの後、特製のタレに漬け込んで仕上げています」
どちらもこだわり十分なチャーシューということですね。存在感のあるスープや麺に負けないインパクト、わかります! ちなみに、この1070g、完食するためのアドバイスは?
「さらに量が多くなってしまうのですが、やはりライスがあると箸の進み方は格段に上がると思いますね。基本、味が濃いものなので、ライスを食べることで、一旦口の中がリセットされますし、スープに浸したノリでご飯を巻いて食べるのも箸が進む一助になると思います」。
ノリの使い方にライス! でかいのが3枚もあるから、1枚ぐらいライスと味わうのもあり。「ライス(小)」は100円ですが、町田店では学生証提示でライス無料。
「また自家製の『辛子高菜』(70円)も人気で、完食攻略味変アイテムとしてはうってつけです。それ以外にも卓上には唐辛子、ごま、コショウ、お酢などご用意しておりますので、味変を楽しむうちにいつの間にか完食できるはずだと思います」。
まとめ:家系総本山『吉村家』直伝の力強いラーメンは一度食べにくるべき!
家系ラーメン総本山『吉村家』の吉村実氏より伝授された味を受け継ぎながら、独自に進化させたとんこつ醤油らーめん、そして二郎インスパイア系の「ぎ郎」が味わえる店『らーめんぎょうてん屋 町田店』。2月からは「汁なしぎ郎専用トッピング カルボ」(400円)が登場。混ぜるとカルボナーラ風になる、面白いトッピングです。
学生を含め10~20代がコアユーザー。麺増量の要望の声が多数届いたため、段階的に対応していたところ、好評となり定着したという麺中盛、大盛。町田は、小田急線で神奈川エリアも含め、沿線にある大学の学生が多く集まる街なので、要望が高まったのにも、思わず納得です。
そして、姉妹店には無化調の家系らーめん、二郎インスパイア系のラーメンのみを、専門で提供している店があるなど、商品に違いがあるそう。なので、他の街の『ぎょうてん屋』も気になる。今後も同店の動きを観察していきたいと思います!
(取材・文◎いしざわりかこ)
●SHOP INFO
店名:らーめんぎょうてん屋 町田店
住:東京都町田市原町田4-11-14
TEL:042-724-5444
営:10:00~25:00(最終入店&LO24:50)
休:なし
https://www.gyoutenya.com