から揚げの次はメンチカツがブーム? いま注目の人気メンチカツ専門店2軒

から揚げの次はメンチカツがブーム? いま注目の人気メンチカツ専門店2軒
食楽web

●「から揚げブーム」が一段落したが「次なる揚げ物ブーム」を予感させるメンチカツ専門店が登場。そのジャンルを牽引する『メンチの達人』『五右衛門メンチ』を食べ比べ!

 低価格でテイクアウトにも便利、さらにコロナ禍でも比較的安心していただけるなどの理由から2020年頃から本格的に巻き起こった「から揚げブーム」。専門店が全国で急拡大しましたが、2024年現在、早くも「から揚げブーム終焉」とも言われ始めています。一時期ほどは専門店や「から揚げ推し」の店を見かけなくなったのも事実です。そんな中、「次なる揚げ物ブーム」として注目されるのがメンチカツです。

メンチカツ専門ブランドとして登場した(下)『メンチの達人』、(上)『五右衛門メンチ』
メンチカツ専門ブランドとして登場した(下)『メンチの達人』、(上)『五右衛門メンチ』

 一部精肉店などでは古くから絶大な支持を受け、店によっては行列ができるほどの人気を誇るメンチカツですが、専門店や専門ブランドはほとんどありませんでした。しかし、ここに来て「メンチカツ専門」を銘打つブランドが登場し注目を浴びています。

 今回は近年登場したメンチカツ専門店の2大ブランド『メンチの達人』と『メンチ五右衛門』に注目。各ブランドの人気のメンチカツを食べ比べレビューします。

1日で2000個完売!? お店で手づくりした肉汁メンチカツ『メンチの鉄人』

ショーケースにずらりと並ぶ多彩な揚げ物たち。メンチカツのバリエーションも豊かです
ショーケースにずらりと並ぶ多彩な揚げ物たち。メンチカツのバリエーションも豊かです

 まずは、2022年3月に1号店がオープンし、現在は関東に複数店舗を構える手づくりメンチカツ専門店『メンチの鉄人』。さほど多くない店舗数ですが、1日2000個の販売実績を持ち、メンチカツブームの牽引を予感させるブランドです。

 その味は、肉汁が流れ出すようなジューシーさと、ひとつひとつ店頭で丁寧に作られた味わいが特徴。肉の旨みを引き出すために計算された粗びき肉と玉ねぎを毎日お店で混ぜ合わせ、特製スパイス・香味だれがなじむまで肉だねを休ませるなど、専門店ならではのこだわりが感じられます。

左から『メンチの鉄人』の「林SPFメンチカツ」「チーズメンチ」「青しそメンチ」「鉄人メンチ」
左から『メンチの鉄人』の「林SPFメンチカツ」「チーズメンチ」「青しそメンチ」「鉄人メンチ」

 サクサク衣と、肉感あふれるメンチカツには複数のフレーバーがあります。千葉県のブランド豚を使用した「林SPFメンチカツ」は、やわらかい食感と肉の甘さを感じられます。さらりとした脂の軽やかな風味で、揚げ物が苦手な方でも食べやすい味わいです。

 中にチーズがたっぷり入った「チーズメンチ」は、肉の旨みとチーズのコクが合わさり、そのままでも美味しくいただけます。肉汁といっしょにチーズがとろけだす姿も食欲をそそります。

各メンチカツを割ったところ(並びは前写真と同じ)
各メンチカツを割ったところ(並びは前写真と同じ)

 大葉の色が鮮やかな「青しそメンチ」は、濃い肉の旨みを大葉の爽やかな香りがつつみ、さっぱりといただけます。ポン酢などでよりさっぱり食べてもおいしそうです。

 最後は、看板商品の「鉄人メンチ」。お肉の旨みと玉ねぎの甘さをダイレクトに味わえる一品。ミンチが絶妙な食感で、噛むごとに肉汁が溢れます。ブランド名を冠するだけあって、従来のメンチカツとは一線を画す味でした。

メンチカツ以外のおかず、弁当なども人気

 また、『メンチの鉄人』では、絶品メンチカツの他に、からあげや弁当もラインナップ。こういった使い勝手の良さと合わせて、同ブランドの絶品メンチカツは今後さらに多くの人を魅了していくようにも思いました。これこそが「次なる揚げ物ブーム」としてメンチカツが注目される理由のようにも思いました。

●SHOP INFO

店名:メンチの鉄人 方南町店

住:東京都杉並区堀ノ内1-1-2
TEL:03-5305-4129
営:11:00~21:00
休:なし