高さ16cm! 小田原漁港そばの『とと丸食堂』で豪華すぎるデカ盛り海鮮丼を食べてきた

メニューに偽りなしの高さ16cm! 本当に山盛りで出てきた「とと丸頂上丼」

「とと丸頂上丼」2580円。プラスで青のり汁180円やあら汁380円を頼むのもおすすめ
「とと丸頂上丼」2580円。プラスで青のり汁180円やあら汁380円を頼むのもおすすめ

 目の前にやってきたのは、円錐形の高さある丼。早速計測です。お茶碗の直径は13cm、高さ16cm、重さは712g(器の重さを除く)。なので、一般的なお茶碗に限界まで山盛りにした丼、という感じ。これなら、普段大盛りに挑戦できない人も完食できる可能性大です。

「今日の魚は、マグロの赤身、とろ、サーモン、スズキ、ハガツオ、イクラ、小田原であがったカマスなどですね。刺身醤油とゴマだれがあるので、味変をしながら楽しんでください」。と話すのは料理長の福島さん。魚の内容はその日、小田原漁港で上がったものになるため日替わりになります。

マグロの赤、サーモンのオレンジ、イクラもキラキラしていて綺麗。小口ネギとゴマもかかっている
マグロの赤、サーモンのオレンジ、イクラもキラキラしていて綺麗。小口ネギとゴマもかかっている

 そもそも、なぜこんな高さのある丼ができたんですか?「ズバリ、インパクトが大事!」とにっこり。確かにインパクト強め。「そこまで大量ではないので、完食する人がほとんどですよ」とのこと。見て楽しんで、味わって、完食できるデカ盛り、それは安心して注文できそうです。

 じゃぁ安心してサクッと完食~。って思っていたのですが、結果1kg近くのボリュームになる結果に。それは……

シメの出汁茶漬けをたっぷりかけてサラっと完食~!

少量残して最後は出汁茶漬け。なのでサラサラっとフィニッシュ。濃厚魚介出汁の旨みがたまらない
少量残して最後は出汁茶漬け。なのでサラサラっとフィニッシュ。濃厚魚介出汁の旨みがたまらない

 3/4ほどを食べ終え、もうおしまいかぁ~。なんて思っていた頃、謎のヤカンが登場。

「これはシメ用の出汁。濃厚魚介出汁なので、シメに最強ですよ。ぜひこれをかけて味わってください」と料理長。そんなサービスがあったとは! ということで、残りは出汁茶漬けとして味わいます。

 これが、旨みが強くていいっ! そして出汁茶漬けにしたことで、ワサビのピリッと感が時間差でやってくるのも最高です。時々やってくるイクラのプチッと感も先ほどより強く感じます。旨い!

 さっきまでのどんぶりも十分美味しかったけれど、出汁茶漬けにしたことで、もっと幸福感に満たされます。茶漬けのシメってやっぱり最高だよね~、と日本人のDNAに訴えてくる感じです。これがあるから酢飯じゃなくて白米だったんだと改めて納得です。

まとめ

冬はアカヤガラやアブラボウズが旬。季節により内容は大きく変わるので、今の美味しさを味わいにきてください」(料理長の福島さん)
冬はアカヤガラやアブラボウズが旬。季節により内容は大きく変わるので、今の美味しさを味わいにきてください」(料理長の福島さん)

 刺身醤油とゴマだれ、濃厚魚介出汁と3つの味が楽しめる「とと丸頂上丼」。刺身は常に5種類以上、300gもありますが、味変できて出汁茶漬けでサラサラいけるし、トータル1kg近くだけれど、最後まで美味しく味わえました。食べ終わってから「うわ~お腹いっぱい」と思う丼です。

 ちなみに濃厚魚介出汁は、店内に設置してあるポットに入っているか、またはカウンターにどんぶりを持っていけばかけてもらえます。他の丼にもシメで出汁をかけるのはおすすめです。満腹になった後は、1階のお土産コーナーでお買い物を楽しめます。1Fではお店で使っているゴマだれを売っているので、買って帰って家でも再現してみるのもありです。

 漁港メシって、超早起きしないと食べられない、というイメージでしたが、ここならランチタイムに味わえる。次回は限定の「なめろう頂上丼」にするか、思い切って「ウニどっさり贅沢丼」にするか。出汁茶漬けにしたことで、推定1kgのボリュームだけれどサラサラっと行けちゃう、絶品海鮮丼でした!

(取材・文◎いしざわりかこ)

●SHOP INFO

店名:小田原漁港 とと丸食堂

住:神奈川県小田原市早川1番地の28 小田原漁港交流促進施設「漁港の駅 TOTOCO小田原」2F
TEL:0465-20-6336
営:10:00~17:00(L.O.16:00)
休:なし
※営業時間は季節によって変更になる可能性あり