麻婆とキーマが選べる! 松屋の50店限定の「ドリア風 チーズライス」を実食してみた

麻婆とキーマが選べる! 松屋の50店限定の「ドリア風 チーズライス」を実食してみた
食楽web

●『松屋』の新メニュー「ドリア風 チーズライス」を食べてみた

 大手牛丼チェーン『松屋』では、12月12日から50店舗限定で「ドリア風 チーズライス」の販売をスタートしています。「麻婆」と「キーマ」の2種類から選べ、いずれも野菜セット(みそ汁・生野菜付き)で価格は税込780円。食事から身も心も温めたい今の時期に合いそうなメニューです。実際に「ドリア風 チーズライス」を食べてみました!

店頭POP
店頭POP

『松屋』は牛丼や定食のイメージが強いですが、「ごろごろ煮込みチキンカレー」や「プーパッポンカレー」などクオリティの高いカレーをこれまで何種類もリリースしてきました。「松屋=カレー屋」という印象を抱いている人も多いです。

 つまりは「キーマ」が美味しいことは確定しており、その一方で「麻婆」の実力はあまりわかっていません。そもそも、チーズと麻婆の相性が良いのかも未知数。せっかくなので今回は「麻婆」を選択しました。

大量のチーズが濃厚!ピリ辛な「ドリア風 チーズライス」

 とにかくチーズの香りが強烈です。料理が乗ったお盆を自分のテーブルに運んでいる最中に、店内をチーズ風味にしてしまうレベル。それもそのはず。スプーンでチーズがボコッと浮き出ている中央部分にスプーンを入れて持ち上げると、とにかくチーズが伸びる伸びる。かなりの量が使用されており、実際に持ち上げると結構重い。チーズ好きにはたまらないメニューということが食べる前でもよくわかりました。

 肝心の味ですが、まず麻婆はスパイスが効いた本格的な味わいです。『松屋』には「富士山豆腐の本格麻婆定食」というメニューがありますが、「松屋の麻婆豆腐を食べたい」という気持ちになりました。ただ、少々辛い。筆者は『蒙古タンメン中本』の「5辛」を何とか完食できるレベルの辛さ耐性なので、「辛い食べ物が苦手」という人は苦戦するかもしれません。

 ただ、チーズのまろやかさが辛さを優しく包みながらも引き立ててくれるため、辛さを楽しみながら食べることができました。やはりカレーとチーズは王道の組み合わせですね! 具材もしっかり存在感を見せています。タマネギはシャキとトロッの両方を楽しめる絶妙な噛み応え。マッシュルームもコリっとしており食感でも飽きさせません。お肉もチーズや麻婆に負けることなく、しっかり旨みを感じることができ、そこは「さすが牛丼チェーン」と思いました。

 とはいえ、先述した通りチーズが重い。中盤くらいまで食べるとペースダウンします。一口目を食べた時は「せっかくだから大盛しておけば良かった」と後悔したのですが、無茶をせずに並盛を注文した10~20分前の自分に感謝するほど。しかし、加齢によってかつてのような食欲を失われたことにショックを受けている筆者には救世主がいました。

サラダはおじさんの味方
サラダはおじさんの味方

 それは一緒についてくる生野菜。キャベツやレタスなどがふんだんに使用されており、かなり瑞々しい。脂っこくなった口を野菜がリフレッシュさせてくれるため、また新鮮な気持ちで「ドリア風 チーズライス」を食べることができます。

味変を十二分に楽しめる調味料
味変を十二分に楽しめる調味料

 テーブルには「ごま」や「フレンチ」などのドレッシングが置いてあり、ちょびちょびかけて適度に味変しながら食べることで、生野菜に対して飽きを感じることもありません。生野菜と「ドリア風 チーズライス」を交互に食べることで、両者の美味しさを堪能しながらも順調に食べ進めることができました。

まとめ

 麻婆とチーズという珍しい組み合わせでしたが十分に満足できるメニューでした。カロリー的にはかなり重そうですが、生野菜がついてくるため罪悪感を覚えずに済むのも魅力かもしれません。ただ、50店舗限定での発売であり、松屋モバイルオーダーでも注文できないため、気軽に食べることは難しいです。それでも、満足度は高いので「ドリア風 チーズライス」を扱っている店舗を見かけたら注文してみてはいかがでしょうか。

●DATA

松屋「ドリア風 チーズライス」

期間:2023年12月12日(火)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:国内の『松屋』50店舗(北海道/東北3件、関東25件、中部7件、近畿14件、中国0件、四国0件、九州/沖縄1件)