フェアで一番辛い?!『東京煮干し らーめん玉』の「濃厚辛搾りラーメン2023」

次に紹介するのが今回のフェアで「辛味バロメーター」4.5と、最も辛いメニュー『東京煮干し らーめん玉』の「濃厚辛搾りラーメン2023」です。濃厚はともかく、辛搾りってどういうこと? とやや不安になりますが、やっぱり一番辛いと聞いたら体験しないわけにはいかないので、さっそくオーダーしてみました!

着丼したそのビジュアルは、赤い! 香りももう辛そうで、見るからに辛いラーメン。トッピングの卵黄が映えるぐらいスープが赤く、食べるのにちょっと勇気がいりそうです。恐る恐る、まずはスープをひと口。辛い! でも美味しい! というか煮干しがすごい! 『東京煮干し らーめん玉』らしいスープにちょっと安心しました。『東京煮干し らーめん玉』は鶏だしのスープに数種類の煮干しを合わせて作るスープが基本ですが、こんなに赤くて辛くても、そのスープの美味しさは健在です。辛さの後に煮干しの風味がじんわり広がっていきます。

ポタージュのような濃厚なスープには四川激辛唐辛子など数種類の香辛料を配合した自家製ラー油をブレンド。これで一気に汗が出るような刺激的な辛さが頭のてっぺんまで駆け抜ける感じです。本気で辛いですが、それでも煮干しの風味は全然負けていません。見た目はもっと辛さが強い気がしましたが、煮干しの風味がちゃんと感じられて、後味は和風。意外にもホッとできます。
トッピングのネギも胡椒で和えていて、唐辛子とは異なる辛さがプラス。卵黄を絡めてマイルドにはなるものの、しっかり辛い。なのに煮干しのおかげか、普段積極的に辛いものを食べたいわけではなくてもハマる味にまとまっています。ご飯のとの相性もいいので、ご飯で辛さをリセットしながら一緒に食べるのがおすすめです。
まだまだある!制覇したくなる旨辛メニュー

今回紹介した3店舗以外も気になるメニューがズラリ。『東京駅 斑鳩』は夏バテ防止にぴったりなうなぎを使った「うなぎ 東京駅 旨辛らー麺」(1660円)を提供。自家製ラー油と山椒で辛さと刺激をプラスしています。
『つじ田 味噌の章』のフェアメニューは、山形のラーメンに感銘を受けて作ったという「辛味噌らーめん」(1070円)。唐辛子に独自のブレンドを加えて“だるま”をスープに溶かしながら味の変化を楽しめる一杯です。
『とんこつらーめん 俺式純』では、真っ赤な見た目の担々麺「濃厚MAX担々麺」(1100円)が食べられます。濃厚豚骨スープをベースに特製ラー油をプラス。豆板醤や甜麺醤で味付けしたトッピングの旨辛豚肉で食べ応えも言うことなし!

「塩らーめん専門 ひるがお」では、「旨辛塩のつけ麺」(1200円)を提供。ベースは濃厚鶏パイターンスープですが、旨みと程よい辛味を加え、猛烈に痺れる調味料「金の太陽花椒」をアクセントとしたオリジナルスパイスをブレンド。激辛好きも納得の旨辛です。
『六厘舎』は「重厚担々あつもり」(並1090円、大1190円、特1290円)を今回のフェアのために新たに改良。独自の配合率で香辛料を重ね合わせ、痺れ、辛味、香り、風味のすべてが調和した一杯を作り上げています。
まとめ
人気ラーメン店8店舗が今しか食べられない個性豊かな“旨辛”を提供する今回の「真夏の旨辛フェア」は8月31日(木)まで。どの店舗の麺も美味しくて、期間限定ではなくレギュラーにして欲しいと思ってしまうものばかり。それは叶わぬ夢なので、お気に入りを見つけてリピするか、全店網羅するか、好きな楽しみ方で旨辛を堪能してみてください。
(撮影・文◎Ayako)
●SHOP INFO
東京ラーメンストリート
住:東京駅八重洲南口地下1階(東京駅一番街 地下1階)
営:11:00~23:00(L.O.22:30)※都合により変更になる可能性あり
休:なし