ミシュランガイド台北掲載店!『永康牛肉麺』の「紅焼半筋半肉麺」

グルメもショッピングも楽しめる町として人気の高い「永康街(ヨンカンチェ)」。牛肉麺といえば、ここと言われる程、観光客もローカルも足繁く通う店が『永康牛肉麺』です。2018年から5年連続でミシュランガイド台北にも紹介されています。
牛肉麺とは煮込んだ牛肉とスープ、小麦の麺で構成されており、紅焼(ホンシャオ)と呼ばれる醤油味のピリ辛スープか、清燉(チンドゥン)と呼ばれるクリアなスープの2種類を選べることが多いです。『永康牛肉麺』で人気なのは紅焼で、今回は牛すね肉とすじ肉がどちらも楽しめる「紅焼半筋半肉麺(小)」を注文。

ゴロゴロとお肉が入った牛肉麺は、表面にラー油がたっぷりとかかっているので、ピリ辛。後味に漢方のスパイスと牛骨出汁を感じます。麺は柔らかめに茹でてあり、こってりとしたスープとの相性が抜群です。
肝心のお肉はというと、すじ肉はぷるぷるで柔らかく煮込まれており、すね肉には味がしっかりとついています。テーブルには酸味のある高菜もおいてあるので、味変も楽しめます。小でも大満足のボリュームです。
行列のできる名店!『天天利美食坊』の「滷肉飯(魯肉飯)」

冒頭で紹介した西門町のメインストリート「漢中街」で、多くの人が並ぶ名店『天天利美食坊』。店先にはスーツケースが並び、世界各国から旅行客が訪れていました。日本語メニューもあり、店員さんも簡単な日本語を話せます。
お客さんのほとんどが注文していたのが「滷肉飯(魯肉飯)」の半熟卵乗せ。甘辛い醤油ベースのタレで煮込まれた豚肉がごはんにかかっており、その上に半熟卵が蓋をするように乗っています。香辛料があまり効いていないので、独特な味わいが苦手な方にもおすすめ。脂身も少ないので食べやすいです。卵を混ぜながら食べると、よりマイルドになって美味しさが増すので、マストでトッピングして欲しい……!
4月~10月限定の美味しいスイーツ!『冰讃』の「芒果雪花冰」

美味しいマンゴーが出回る時期、4月中旬~10月末の期間限定でオープンするこだわりのかき氷屋『冰讃』。お店があるのは、様々な飲食店が立ち並ぶMRT「雙連駅」から徒歩約3分の場所。観光客でにぎわう迪化街や寧夏夜市なども近くにあるので、合わせて訪れるのもおすすめです。
注文したのは一番人気の「芒果雪花冰」。台湾産のマンゴーにこだわり、その時期に一番美味しい産地のものを提供しているそうです。メニューには、「牛奶冰」と「雪花冰」の記載がありますが、「牛奶冰」は普通の氷を削って練乳をかけたもので、「雪花冰」は氷自体に練乳などで味をつけて削ったものだそう。
「芒果雪花冰」は、2人でシェアしても良さそうなボリューム。練乳のやさしい味わいのする氷に、色鮮やかなマンゴーがたっぷりと乗り、さらにその上にマンゴーシロップと練乳がかかっています。
旬のマンゴーは甘くて芳醇な味で、口の中でとろけます。練乳・シロップ・氷がどれも絶妙な塩梅で、マンゴーの美味しさをより引き出しています。感動すること間違いなしの美味しさなので、この時期に台北を訪れる方はぜひ行ってみてくださいね。
(撮影・文◎加藤あやな)