皮が極薄で餡が透けて見える!『梁山泊小籠湯包』の「小籠包」

台北の原宿とも呼ばれる「西門町(せいもんちょう、シーメンディン)」。もともと映画産業を中心にして発展を遂げてきたエリアで、現在は流行・文化の発祥地として知られています。
MRT「西門駅」より、徒歩約7分の場所にあるのが『梁山泊小籠湯包』です。半野外のような場所にあり、他にも飲食店がいくつか連なります。メニューはシンプルで、単品の小籠包かスープ・豆乳のセットのみ。注文してから包んで蒸すようで「20分待つけど良い?」と聞かれます。

到着した小籠包は、皮が非常に薄く中の具材が透けて見えそうなほど。レンゲの上で小籠包を割ってみると、スープがジュワ~っと溢れ出てきます。肉の旨みがギュッと凝縮された味わいで、思わず「うまっ!」と声が出ちゃいます。
一口目はぜひそのまま、その後は醤油、黒酢、千切りの生姜をお好みで合わせて食べるのがおすすめです。薄皮なのにもちっとしており、作りたてだからこその美味しさなのかもしれません。
台湾朝食の定番!『天津豆漿』の「鹹豆漿」

台湾の定番朝ごはんとして知られている「鹹豆漿(シェントウジャン)」。「鹹=しょっぱい」、「豆漿=豆乳」という意味で、直訳するとしょっぱい豆乳という意味です。温かい豆乳に、お酢、ラー油、醤油、小ネギ、小エビ、油條(揚げパン)が入っており、お店によってパクチーやザーサイが入っています。
MRT「忠孝新生駅」から徒歩約1分の場所にあるのが『天津豆漿』です。伺ったのはちょっと遅めの10時頃でしたが、地元の人がひっきりなしに訪れていました。

メニューや伝票に日本語の表記はないですが、お店の壁に大きくメニューの写真が貼ってあるのと、店員さんも優しく対応してくれるので、言葉がわからなくても指さしながら注文ができます。
「鹹豆漿」は小さな丼でやってきます。台湾の大衆料理屋は、一つ一つが小ぶりなので食べ歩きに適しているのが嬉しい! 今回は「鹹豆漿」だけでしたが、ローカルの方を見ると追加で大根餅や蛋餅(台湾風卵焼き)などと一緒に味わっている方が多かったです。
一見スープのようですが、レンゲを入れてみるとおぼろ豆腐のようで、豆乳とお酢が混じり合い、ゆるく固まっています。飲んだ次の日に食べたい、胃が落ち着く優しい味わい。細かく刻んだザーサイがアクセントになり、食欲をそそります。油條を浸すと、味わいに深みが出てますよ。