炒飯、トンカツ、ラーメンも! 神奈川のレジェンド級「デカ盛り&満腹めし」5店【永久保存版】

老舗中華料理店のデカ盛りラーメン1.5kg超え!『味の古久家 藤沢店』(藤沢)の「ジャンボらーめん」

「ジャンボらーめん」650円。1.5kg超えで650円って、コスパもありがたい! 昭和の価格据え置きです
「ジャンボらーめん」650円。1.5kg超えで650円って、コスパもありがたい! 昭和の価格据え置きです

 昭和22年創業、藤沢育ちなら誰もが知る店『味の古久家 藤沢店』。何十年も前から、11時のオープンと共にあっという間に満席になり、ランチタイムが終わるまでガラガラになることはない、地元の人にずーっと愛され続けている店です。そして、ここにあるデカ盛りが「ジャンボラーメン」です。

 計測すると、直径25cmの器に重さ1553g(器の重さを除く)。1.5kg超えで650円って、本当にいいんですかっ? と思ってしまうほど良心的すぎるボリューム&価格設定で、朝から行列ができるのにも納得できるお店です。

 スープは鶏ガラ、豚足、豚ガラ、鶏皮などからとったもので、タレは醤油、麺は太麺で自家製麺。茹で前で280g。具はモヤシ、ニラ、ニンジンを炒めたものに、メンマ、煮卵、ネギ、自家製のチャーシューで、澄んだ醤油のスープに太麺、みんなが大好きな正統派醤油ラーメンです。キリッとしつつもほんのり甘さがあり、そしどこか懐かしい美味しさ。昭和の支那そば感たっぷりで、とても食べやすくてスルスルと口の中に入っていく感覚です。

 昭和の時代に、学生さんを迎え入れるためにできた「ジャンボラーメン」。10~20代の腹ペコ学生さんが満足できるよう、このボリュームになったそうです。先代の店主が、ラーメンは庶民の食べ物だからとの教えがあり、価格はずっと据え置き。老舗ならではの愛情と粋を感じる一杯です。ラーメンのデカ盛りイコールG系、ってイメージが強いのですが、『古久家』の「ジャンボラーメン」は正統派醤油ラーメンで、しかも価格は650円。もはや神がかっているメニューと言えるかも。もし胃袋に余裕があれば、「ハーフチャーハン」(528円)と合わせて注文するのがおすすめです。

●SHOP INFO

店名:味の古久家 藤沢店

住:神奈川県藤沢市南藤沢2-1-3 ダイヤモンドビル B1F
TEL:0466-23-6777
営:11:00~20:00(L.O.19:30)、店頭販売は10:00~
休:不定休(ダイヤモンドビルに準ずる)

人生でベスト3に入る旨い炒飯1.4kg!『長崎ちゃんぽん(道生)』(溝の口)の「チャーハン(大盛り)」

「チャーハン(大盛り)」1300円(テイクアウト1400円)、店内飲食のみスープ付き。ですが、リクエストがある場合テイクアウトでもつけてくれるとのこと
「チャーハン(大盛り)」1300円(テイクアウト1400円)、店内飲食のみスープ付き。ですが、リクエストがある場合テイクアウトでもつけてくれるとのこと

 店名は『長崎ちゃんぽん(道生)』。なので長崎ちゃんぽんの店なんですが、「ちゃんぽん」や「皿うどん」と並ぶ人気メニューが実は「チャーハン」。そして「チャーハン(並盛り)」(900円)を、大盛り(+400円)にすると大盛りではなくデカ盛りのボリュームになります。

 計測したところ、直径28cmの皿で高さ約12cm、重さ1401g(器、レンゲの重さを除く)。1合が330~350gとして約4合分、お茶碗約8杯分のボリュームです。具はカマボコ、焼豚、ネギ、卵で、味付けは塩コショウ。公式には1.2kgだけれど、卵などの具を入れて作り終わると1.4kgぐらいになるとのこと。持ち帰りを含め、1日20食ほど大盛の注文が入るそうです。

 カマボコ、チャーシュー、ネギの王道な「チャーハン」。これが実に旨い! パラパラというより、ややしっとり系で、味付けの塩加減が絶妙。胃袋が許す限りずーっと食べていたいチャーハン。シンプルかつ飽きないチャーハンは、思い出すだけでまた食べたくなるほどの美味しさです。

●SHOP INFO

店名:長崎ちゃんぽん(道生)

住:神奈川県川崎市高津区溝口5-24-11
TEL:044-819-5585
営:11:30~24:00
休:火曜(不定休あり)

(取材・文◎いしざわりかこ)

※価格、営業時間などは取材時のものになります。
※材料費高騰による価格の変更の可能性があります。