炒飯、トンカツ、ラーメンも！ 神奈川のレジェンド級「デカ盛り＆満腹めし」5店【永久保存版】

カツ2枚重ねで約1.5kg！『豚菜』（湘南台）の「ロースカツ定食（ダブル）」

　慶応大学をはじめ、数多くの学校が集まる街・湘南台で有名なデカ盛り店が『豚菜（とんさい）』。名物は「チキンカツ定食」で、30cmぐらいあるチキンカツが有名なんですが、実は店名でもわかるよう、豚（とんかつ）だって美味しいんです。

　そしてこの店、普通のボリュームの定食に、ライス大盛りや、具大盛りなどの“大盛りオプション”が充実していて、最大の「カルテット」だと、ライス、具、味噌汁、キャベツの4種を大盛りにすることができます。「ロースカツ定食」（1300円）に、ライス大盛り＋具の大盛りとなるダブル＋760円を選択すると、まさかのカツもう一枚追加で倍になります。

　計測すると、カツと千切りキャベツで、重さ864g。ゴハンは重さは460g。普通サイズの味噌汁は159g（全て器の重さを除く）で、トータル1483g。キャベツも味噌汁なども調子に乗って全増しにしていたら、おそらく1.8kgぐらいになります。

　カツは幅約22cm×10cm、厚みは2枚合わせて約7cm。カツが重なっている定食は、他で見たことはありません。ビジュアル的にもすごいパンチ力です。卓上には醤油、塩、七味、ソースが置いてあります。とんかつは、噛むたびに肉の旨みが溢れ出し、ご飯がすすむ味です。卓上の多彩な調味料を駆使すれば、1kgなんて一瞬で胃袋に入ってしまいます。さらに、カツは、ビールが欲しくなる味でもあります。カツ1枚目はビール、2枚目はゴハンという楽しみ方もありかもしれません。

　神奈川のデカ盛り界では超有名なお店が、『上州屋』。提供するすべてのメニューが、とにかくデカいことで、有名なお店です。中でもおすすめは、「サービス品」「ボリューム満点」と書かれたセット。ご飯は肉系or魚系の丼から一つを選び、フライは10種類から2つ選べるという豪華すぎるメニューです。この日は、牛バラ＆豚バラ丼orサーモン＆ねぎとろ丼のいずれか一つ、おかずは唐揚げ、フライ、コロッケ、カツ、蒲焼などの中から2つ選無ことができました。

　ということで、ごはんは牛バラ＆豚バラ丼で並盛り、おかずはロースカツとえびフライを注文したところ、山盛りの丼と、豪快なフライが目の前に。計測すると、牛バラ＆豚バラ丼は、重さは764g。フライとカツはキャベツも含め281g。味噌汁は312g、春雨は23g（全て器の重さを除く）で、トータル1380g。ゴハンを大盛りにしなくとも約1.4kg。さすが聖地です。

　卓上にはトンカツソース、カラシ、七味、ラー油、マヨネーズなどがあり、味変し放題。さらに卓上にある大根の丸干しのお新香が、ポリポリ食感と口の中リセットにちょうどいい。牛・豚・エビ、全部が主役と言える夢の共演セットは、キャベツやお新香、味噌汁などをうまく挟みつつ、ガンガン食べていくのがおすすめ。改めて神奈川のデカ盛り聖地は、なんでも豪快かつダイナミックに客を喜ばせてくれるお店でした。

　横浜市鶴見で、50年以上続く洋食・定食の店『レストランばーく』の名物は超極厚の「ハムカツ」。そして、2021年に、ハムカツシリーズの新しいメニューとして誕生したのがこの「厚切りベーコンカツ定食」です。並盛りでもかなりのボリュームですが、ライス大盛り（＋300円）にすると、まんが盛りになります。

　計測すると、ベーコンカツ＆野菜は435g、ライス大盛りは1kg、お味噌汁は126gでトータル1561g。ベーコンカツの大きさは大きいもので4cm×4cm×3cm。ライスの高さは約12cmです。

　揚げたて熱々のベーコンカツは、薄いけれどカリッと感がしっかりした衣の中から、ベーコンの旨みがジュワッと広がってきます。背徳感もある、脂の旨みがたまりません。そしてその余韻が残る間にライスを食べれば至福のひと言。揚げたベーコンの旨みとゴハンって、こんなに素晴らしいとは。実は、揚げたことにより余計な油が抜け、焼いたベーコンよりもさっぱりとした味わいになるというベーコンカツ。かかっているデミグラスソースの旨みもあり、旨さ大爆発の1.5kg超えです！