ホットサンドメーカーで挟むと超絶レベルアップする食べ物を検証してみた【肉まん・あんぱん・クロワッサン】

肉まんをはさみ焼きにしたらどうなる?

肉まんをホットサンドメーカーで挟んで焼いてみると…
肉まんをホットサンドメーカーで挟んで焼いてみると…

 肉まんも、クロワッサンの時と同様に、ホットサンドメーカーに挟むとなると、やはりためらいが生じます。肉まん職人が生地をこねて寝かせ、ふっくらしっとり仕上げたであろう手間暇を考えると、このふくよかな生地を一瞬で潰してしまうのは、冒涜しているような気持ちになるわけです。

 しかし、筆者はすでに知っています。クロワッサンにせよあんぱんにせよ、空気を含んでふっくらした食品ほど、プレスすることで逆に生地も味わいもぎゅっと凝縮され、新しい美味しさを醸し出してくれることを。というわけで、一気にむぎゅ~っと圧をかけました。そうして出来上がったのがこちら。

こんがりきつね色に色づいた肉まん(食楽web)
こんがりきつね色に色づいた肉まん(食楽web)

 表面はまるで“おやき”みたいなきつね色。そして、かぶりついてみると、びっくりするほど美味しいんです。表面は餃子の皮のようにこんがりパリッとしていて、噛めば中はしっとりムチムチ。肉のジューシーさと皮のモッチリ感が一体化して、控えめに言って最高。これは、もはや肉まんではなく、まったく新しい食べ物と言っていいでしょう。

検証結果

焼いた肉まんの断面。生地と肉の接地面もムチムチして美味しいです
焼いた肉まんの断面。生地と肉の接地面もムチムチして美味しいです

 というわけで、クロワッサンもあんぱんも、そして肉まんも、サンドイッチメーカーでプレス焼きしたら、新たな味わいに進化することがわかりました。クロッフルも美味しいですが、筆者のお気に入りはあんぱんと肉まん。これらに関しては、むしろプレス前よりも好きです。みなさんもぜひ一度やってみて、その美味しさに感激してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)