とじないからカツがサクサク! 『かつや』の新メニュー「ふわたま白カツ丼」を食べてみた

とじないからカツがサクサク! 『かつや』の新メニュー「ふわたま白カツ丼」を食べてみた
食楽web

●調査内容:人気の“綴じないカツ丼”が『かつや』にも登場。「ふわたま白カツ丼」の味を調査

 揚げ立てサクサクのカツをメインに据えたメニューがさまよえる腹ぺこピープルズを至福のヴァルハラへと導く大人気とんかつ専門店『かつや』では、ただ今期間限定にて新メニュー「ふわたま白カツ丼」を提供しています。

公式画像(食楽web)
公式画像(食楽web)

 今回の丼の特徴は、これまでの『かつや』にはない“白を基調とした”カツ丼であること。牡蠣醤油を纏わせた店内手仕込みの「とんかつ」の上に、白だしと白ねぎで仕上げた「ふわとろたまご」を”綴じずに乗せた”カツ丼となっています。年初一発目から新たなアプローチを仕掛けてきた『かつや』の心意気、しかと受け止めなければなるまい…ということで、さっそくお店にて実食してまいりましたよ!

「ふわたま白カツ丼(梅)」715円(税込)。「梅」はロースカツが80gで、120gの「竹」869円(税込)もあります
「ふわたま白カツ丼(梅)」715円(税込)。「梅」はロースカツが80gで、120gの「竹」869円(税込)もあります

 待つこと約5分で丼が運ばれてきました。ご飯が見えないナイスな状況であることを確認しつつ、まずは気になる「ふわとろたまご」からチェック。意外と火が入っている部分が多く、半熟部分は折り畳まれた内側面に残っている感じ。普通に箸でリフトできるほどの硬めな仕上げです。

たまごはそこそこ火が通っていて、半熟の部分は少な目
たまごはそこそこ火が通っていて、半熟の部分は少な目

 メニュー写真では結構な半熟状態になっていたので、いわゆる「半熟とろとろのオムライス風」をイメージしていたんですが…。まあ、“たまごを綴じずに乗せる”となれば、現物の方が正解ってことかな。白ねぎと一緒にいただくと、ほどよく効いた白だしの味わいとたまご&ねぎの食感が絶妙にマッチ! なるほど、これは単独で十分におかずになる美味しさです。

サクサク衣にジューシー&柔らかな豚ロースはいつもの通り!
サクサク衣にジューシー&柔らかな豚ロースはいつもの通り!

 お次はカツ。衣の茶色が濃くなっているところに牡蠣醤油がかかっているようです。その味は、相変わらずのサクサク食感に、ジューシーで柔らかな豚ロースがまあ美味い。牡蠣醤油のかかりが浅いところは、ふわとろたまごと一緒に食べることでカバー。サクジュワふんわりといろんな食感と出汁系の旨みがひとつになって、実に上品な味わいになります。

たまごとカツの同時食いはやっておいて損なしですよ
たまごとカツの同時食いはやっておいて損なしですよ

 細かく刻んで添えられたみつばが、風味に和のアクセントを加えてくれて、さらに牡蠣醤油とたまごからの出汁がかかった白飯も、ちょうどいい塩気と汁っ気でガツガツと食べ進め、最後はソースをかけたカツでシメて無事完食です。ふぅ、食った食った。ごちそうさま!

調査結果

 そもそもが出汁味をベースにしたカツ丼自体、恐らくは人生でも初めてのような気がする今回の「ふわとろ白カツ丼」。その率直な感想はズバリ「『かつや』のカツ丼らしからぬカツ丼」でしょう。出汁の効いた塩系・旨み系の味わいはとにかく上品で、クドさや、しつこさといったネガな要素は皆無。敷居高めの料亭で出てきそうな、洗練された美味しさを備えていました。

 その反動というのもおかしな話ですが、つゆ綴じ玉子の“いつものカツ丼”や“かつやのとんかつ”の味わいが不思議と恋しくなった結果、最後は卓上のソースをカツにかけていただくという力技を繰り出してしまいました(これは要反省ですね…)。

 まあとにもかくにも、美味しかったということに関しては疑う余地など一切ナシの「ふわとろ白カツ丼」。テイクアウトでの販売もありますので、『かつや』に寄られた際はぜひオーダーして、年初一発目の期間限定メニューに相応しいナイスなテイストを楽しんでみてくださいませ!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

「ふわとろ白カツ丼」

期間:2023年1月13日(金)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:一部店舗を除く全国の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/