かつやの6万食限定「デミチーズハンバーグカツカレー」を食べてみた!

かつやの6万食限定「デミチーズハンバーグカツカレー」を食べてみた!
食楽web

●『かつや』から6万食限定のカレーが登場!「デミチーズハンバーグカツカレー」を食べてみた

 充実のメニューがカツ好きたちの乾いた心を癒して止まない大人気とんかつ専門店『かつや』では、4月28日より期間限定&6万食限定の新メニュー「デミチーズハンバーグカレー」を販売中。かつやフリークとカレー好きの双方を巻き込んだオーダー合戦が、全国各地の『かつや』にて繰り広げられている模様です。

店内POP(食楽web)
店内POP(食楽web)

 今回のカレーは、チーズとデミグラスソースをかけた店舗手仕込みの極厚ハンバーグカツと、そのハンバーグカツを美味しく食べられるように開発した新テイストのカレーを組み合わせた、本気度とこだわり度がかなり高い一品。現在の『かつや』店舗数は457軒(5月1日現在)で、販売数が6万食ということは…1店舗当たり約131食の提供? 来客数の度合いで多少の調整はしているはずでしょうが、早期終売に遭わないためにも早めに食べておくに越したことはなし。ということで、さっそく最寄りのお店に直行。注目のカレーを存分に味わってみたいと思います!

こちらが現物。価格は836円、テイクアウト時は820円です(※ともに税込、一部店舗では価格が異なります)
こちらが現物。価格は836円、テイクアウト時は820円です(※ともに税込、一部店舗では価格が異なります)

 店員さんにオーダーを告げてから、2分とかからずカレーが運ばれてきました。まずはカレールーをチェック。ご飯と一緒にスプーンですくって食べてみると、スパイシーな味わいの後にソースのコクと酸味が来ますね…いや、ソースの味が結構強いなあ。レギュラーのカレーとは明らかにテイストが違い、カレーとデミソースの味わいが拮抗している感じです。

ハンバーグは”硬さ”を感じるほど肉がみっちりと詰まっています
ハンバーグは”硬さ”を感じるほど肉がみっちりと詰まっています

 お次はもちろんハンバーグカツ。スプーンでグッと…え、ハンバーグってこんなに力を入れないとスプーンが通らなかったっけ!? 衣を含めると厚さは3cm弱、断面から肉汁が滲み出てきますが、ハンバーグのイメージとはかなりかけ離れた“硬さ”を感じる仕上げです。

 肉はギュッと詰まっていて、噛むごとに肉肉しい味わいが口の中に広がります。デミグラスソースがかかっている衣は、いつものカツに比べると密度が濃くて硬め。食感は軽いサクサクではなく、ザクザク寄りです。添えられたキャベツの千切りは、食感と水っ気がアクセントに。これは味わいに対してそれほど邪魔にならないので問題ナッシングです。

カレールーはデミグラスソースの存在を強く感じる味わい
カレールーはデミグラスソースの存在を強く感じる味わい

 ハンバーグカツをせっせと切り分けつつ、ご飯とともにカレールーに浸してパクパク。全ての味わいをしっかり堪能して無事に完食です。ごちそうさま!

まとめ

 美味しくいただけたものの、これは食べた人によって評価が分かれそうな気がします。カレールーはデミグラスの味…というか、ウスターとか中濃寄りの味がカレーとは一体とならずにお互いを主張しあっている感じです。そしてハンバーグカツも硬めの衣で、みっちり詰まった肉のおかげでイメージを覆す仕上がり。カツ自体の味は美味しかっただけに、惜しいという印象を抱きました。

 個人的な意見になりますが、いつものカレールーにデミソースをかけ、切り分け済みのハンバーグカツ、もしくは柔らかさとジューシーさを兼ね備えたメンチカツだったらなあ…というのが、忖度なしの正直な感想です。食べる前にハードルを上げ過ぎたせいか、かなり辛口寄りの評になりましたが、これもひとえに『かつや』の期間限定メニューに対する期待度が常に高いことへの裏返し。次回作を楽しみにしております!

 なお、冒頭で触れたように販売数が6万食と少ないため、今回の実食レポが掲載された時点で終売となっている店舗が多数出ている可能性が高くなっています。己の舌でそのテイストを確認してみたいという方、また純粋に食べてみたいという方も、なる早でお近くの『かつや』へ向かってくださいね!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

店名:デミチーズハンバーグカツカレー

期間:2023年4月28日(金)~ ※期間限定・6万食限定
販売:一部店舗を除く国内の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/