冬はひとり火鍋でダイエット? 池袋に上陸した中国で大人気の「冒菜(マオツァイ)」とは?

驚きの“ひとり火鍋”システムとは?

1.肉や魚などのメイン食材をチョイス

 入店したら、入り口に積まれたかごを手に取り、すぐそばにある冷蔵庫から肉や魚のすり身などを選ぶところからスタート。そこにあるのは羊や豚の薄切り、エビや鶏のつみれなど、栄養価でいえば、「高タンパク質で低脂質」のものばかりだ。

1番目の冷蔵庫には、黒の皿に入った、ラム肉、豚肉、牛肉、鶏やエビのつみれなどが並ぶ。黒の皿はすべて300円
1番目の冷蔵庫には、黒の皿に入った、ラム肉、豚肉、牛肉、鶏やエビのつみれなどが並ぶ。黒の皿はすべて300円

2.野菜や豆腐、海藻、ホルモン類を選ぶ

 少し進むと、今度は緑色や黄色、白の器がいくつも重なり合って並んでいる冷蔵庫がある。こちらは野菜や豆腐、海藻、ホルモン各種が並んでいるコーナー。特に豆腐は種類もあり、太麺や細麺状の干し豆腐がいくつもあって、確かにダイエットにはもってこいだ。

もやしや春菊、パクチー、ブロッコリー、ホルモンは牛センマイ、ハチノス、牛血管、鴨血など全部で、50種類以上ある。緑のお皿は100円、黄色と白は200円
もやしや春菊、パクチー、ブロッコリー、ホルモンは牛センマイ、ハチノス、牛血管、鴨血など全部で、50種類以上ある。緑のお皿は100円、黄色と白は200円
壁に貼ってあるお皿の色と値段が張ってあるのでわかりやすい
壁に貼ってあるお皿の色と値段が張ってあるのでわかりやすい

3.麺類とスープを選ぶ

 さらに進んで、レジの前に行く。すると、スタッフから、「麺を追加しますか?」、「スープは何にしますか?」と質問される。麺は全5種類で、春雨も3種類から選べる! また、スープも、本場の火鍋味「麻辣」や「酸辣」「白湯」を始め、トマト、カレーなどの5種類があり、辛いのが苦手な人も大丈夫。

麺の追加は無料。春雨3種類、麺類も5種類。スープの人気No.1は、何といっても本場の「麻辣スープ」。辛いのが苦手な人は、トマトスープや白湯がおすすめ
麺の追加は無料。春雨3種類、麺類も5種類。スープの人気No.1は、何といっても本場の「麻辣スープ」。辛いのが苦手な人は、トマトスープや白湯がおすすめ

 お店のイチオシ、「麻辣スープ」にすると、「辛さや痺れのレベルを選んでください」と言われる。辛さも痺れ具合も3段階あって、最も高いレベルは、「鬼」だ。これは、本場の四川唐辛子と四川山椒が増量されることを指している。より発汗作用が増すので、特に「鬼やせ」したい人にはいいかも……。

4.オリジナルのつけダレを作る

 さて、こうして注文が終わリ、お会計を済ませて……席で待っていればいいわけではない。今度は、「つけダレ」のセルフサービスのコーナーに行って、好みの「つけダレ」を作るのである。

ゴマ油、味付け唐辛子、おろしニンニク、黒酢、ピーナッツ、青唐辛子など10種類以上のつけダレ具材が並ぶ。特に人気は、ごまだれ。ピーナッツを入れると、濃厚なナッツの甘みが麻辣味によく合う
ゴマ油、味付け唐辛子、おろしニンニク、黒酢、ピーナッツ、青唐辛子など10種類以上のつけダレ具材が並ぶ。特に人気は、ごまだれ。ピーナッツを入れると、濃厚なナッツの甘みが麻辣味によく合う
ちなみにランチは、各具材をセットにしたお得な「冒菜」コースもある。500円で、鶏肉と季節野菜3種と春雨が付く。かなりお安い!
ちなみにランチは、各具材をセットにしたお得な「冒菜」コースもある。500円で、鶏肉と季節野菜3種と春雨が付く。かなりお安い!

 というわけで、全4工程を終えて、自分だけのひとり火鍋が完成するのである。今回は、店長さんにおススメのヘルシー具材を選んでもらった。

「本場では、羊肉、エビのすり身とホルモンの鴨血(ヤーシュエ)や牛血管など2~3種類くらいを入れてその濃厚な旨みを楽しみます。また、ビタミンが豊富な葉野菜、食物繊維が豊富なレンコンやジャガイモの根菜類で栄養バランスを整えるのもいいですね。ダイエットしている方は、麺を春雨にしたり、麺を干し豆腐に置き換えたりしているようです」

麻辣スープを選び、追加で四川春雨「龍口粉」を入れたバージョン。ぷりぷりのハチノスや牛センマイといったホルモンが美味。
麻辣スープを選び、追加で四川春雨「龍口粉」を入れたバージョン。ぷりぷりのハチノスや牛センマイといったホルモンが美味。