東京で死ぬまでに一度は食べたい一皿! とんかつやオムライス発祥の元祖洋食店『煉瓦亭』で絶対頼むべき至極の料理とは?

東京で死ぬまでに一度は食べたい一皿! とんかつやオムライス発祥の元祖洋食店『煉瓦亭』で絶対頼むべき至極の料理とは?
食楽web

●明治時代に生まれた元祖ポークカツレツとオムライスはどういう経緯で生まれたのか? そして今も美味しいのか調査してみた

 海外からの観光客の姿が徐々に戻ってきた銀座。洋食の老舗『煉瓦亭』のランチの列にも観光客らしき人々がちらほら。「日本に来てなぜ洋食?」と思うかもしれませんが、洋食はれっきとした日本の文化。日本で生まれ育ってきた料理なのです。

1964(昭和39)年、東京オリンピックに合わせて建て直した店舗
1964(昭和39)年、東京オリンピックに合わせて建て直した店舗

 なかでも『煉瓦亭』は、1895(明治28)年創業。オムライス、カキフライ、エビフライなどなど、「これぞ洋食」ともいうべきメニューの発祥の店です。特に有名なのが、明治32年頃に生まれたとされる「元祖ポークカツレツ」(2300円)。何を隠そう、これが日本全国にある「とんかつ」のルーツ。まさに死ぬまでに一度は食べる価値のある一皿なのです。

 でも、実際に2022年も終わろうとしているいま、明治生まれの料理を普通に食べても美味しいんでしょうか? 今回は改めて『煉瓦亭』に取材に伺ったので、その料理の魅力と特徴に迫りたいと思います。