プロントの夜の新業態で味わえる「チューリップからあげ」|プロント 銀座コリドー店(銀座)

おなじみのプロントが、2021年から夜の時間帯を「サカバタイム」と銘打って、新業態『キッサカバ』(喫茶+酒場)をスタートさせています。ひと昔前の懐かしい酒場をイメージしており、おつまみメニューもハムカツやポテトサラダ、タコサンウインナーなど郷愁を誘うものがたくさん。

こちらの一番人気が「チューリップカラアゲ」。ひと昔前はお弁当やパーティーなどでお馴染みだったチューリップからあげ。切れ目を入れた手羽から骨を1本抜き、肉をクルリとひっくり返して形状を整えて揚げるものです。作るのに手間がかかるため、飲食店などで見かけなくなった不遇の時期もありますが、ここ最近は再び脚光を浴び始め、提供するお店も徐々に増加傾向にあります。
1本からオーダーできる「チューリップカラアゲ」は、「プレーン」、「ザク辛」、「危険なのり塩」の3種類から選べます。「プレーン」はザックリとした衣はやや厚め。昨今は“薄衣”にこだわるからあげが主流ですが、かつてはこんな厚衣も一般的でした。これ、昭和生まれには懐かしい! ザックザクの歯ごたえが爽快で、香ばしさもあります。ショウガベースの味付けの肉とうまくミックスされて、メリハリある食感が楽しめます。

続いて「ザク辛」。オリジナルスパイスがたっぷり振りかけられていて、口から火を吹きそうな激辛を想像しましたが、食べてみると、不思議なことにほとんど辛くない!唇や舌を突き刺すような刺激を覚悟していましたが、プレーンの味にマイルドな旨みが加わった印象。唇をやさしくなで、舌にそっと舞い降りるような旨みがあります。
そして「危険なのり塩」。オリジナルののり塩がたっぷりかけられたからあげは、香りがとにかくイイ。ひと口食べれば、磯の風味が炸裂し、衣の香ばしさ、肉の旨みに爽やかな味わいをプラスしてくれます。これは3種類のチューリップからあげの中で、筆者の一番のお気に入りでした。
●SHOP INFO
店名:プロント 銀座コリドー店
住:東京都中央区銀座6-2