
ポケモンのごとく、レモンサワーが絶賛進化中である。東京で楽しめる進化系レモンサワーのお店を集めてみた。
甘味を加える、塩レモンを作る、ジンを使うなど、こだわりから生まれた新しい味わいは、どれも驚愕の美味しさ!
進化POINT|甘みを加える
レモンの酸味をまろやかにするため、砂糖や蜂蜜などの甘味を加えたものが人気上昇中。料理との相性も◎。
鳥料理 それがし
東京・五反田

追い求めたのは究極の味 和三盆が生む優しい甘み
「究極のレモンサワーを作りたかった」と語るオーナーの尾山さん。酸味が強すぎる巷のレモンサワーにずっと違和感があり、「ならば」と自分好みの味を作り出したのが『リッチレモンサワー』だ。日本酒がメインの同店ながら、これを店で提供し始めた途端、評判を呼ぶことに。
味の根底は”部活の味“。蜂蜜や砂糖で漬けたあの味だ。だが単に甘いだけではなく、飲み疲れしない、舌や体にすんなり馴染む点を重視。和三盆と三温糖、水、レモンを煮込んで原液を作る。
原液:焼酎:炭酸水の割合は1:1:4。かなりの量のレモンを使い、煮詰めて凝縮させているので、名前通り濃厚かつリッチなテイスト。和三盆の良さが十分発揮されていて、実に柔らかな口当たりである。
「このレモンサワーにぴったりなのが、うちの名物”鳥のすき焼き“です」。たしかに、甘辛い醤油味と呼応しつつ、口中をすっきりとさせる効果は絶大だ。鶏料理の繊細な旨みも引き立てるこの1杯。ぜひ堪能してみてほしい。
●SHOP INFO

店名:鳥料理 それがし
住:東京都品川区西五反田2-15-11-2F
TEL:03-3495-1129
営:17:00~翌1:00(金~翌2:00、日・祝~24:00)
休:無休
予算/5,000円~ 個室/あり カード/可
(撮影◎大西尚明、鵜澤昭彦、瀧澤晃一 取材◎小林安菜子)