世界中の人が集まる東京だからこそできること
8~9月に特集されているのは、「メキシコの朝ごはん」。以前にもメキシコは特集されており、同店としては初めての2回目の国となっているそうです。

メキシコの朝ごはんはやっぱりカラフル。こちらは「ウェボス・ランチェロス」というメニューです。卵の消費量が世界一のメキシコでは、朝食に卵を食べることが多く、スパイシーなサルサソースで柔らかくしたトルティーヤに、目玉焼きを載せて食べる料理だそう。ほかに、インゲン豆を塩で煮たフリホーレス・デ・オヤや、メキシコ原産のアボカドもあります。


普通の飲食店とは異なり、隔月でメニューががらりと変わるとなると、食材の調達には苦労しないのでしょうか?
「食材を探すのは大変ですが、東京には世界中の人が住んでいるので、それぞれの国の人に向けた食材が売られているんです。そういう意味でも、このスタイルの店が成立するのは東京ならではかもしれません」(木村さん)

現在、ワールド・ブレックファスト・オールデイは神宮前のこちらのお店しかありませんが、今後は店舗を増やすなど事業を拡大したいと考えているそうです。
10~11月に同店が特集するのは、タイの朝ごはん。タイといえば、トムヤムクンやグリーンカレーなどスパイシーな料理のイメージですが、朝ごはんはなかなか想像がつきませんね。
東京に居ながらにして世界の朝ごはんが楽しめるワールド・ブレック・ファースト・オールデイ。朝ごはんを通して、行ってみたい国を決めるのも楽しそうです。
●SHOP INFO

店名:WORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)
住:東京都渋谷区神宮前3-1-23-1F
TEL:03-3401-0815
営:7:30~20:00(19:30LO)
休:不定休
http://www.world-breakfast-allday.com/
●著者プロフィール
取材・文/今西絢美
編集プロダクション「ゴーズ」所属。デジタル製品やアプリなどIT関係の記事を執筆するかたわら、“おいしいものナビゲーター”として食にまつわる記事も執筆中。旅先でその土地ならではのローカルフードを探すのが好き。