あっさりした味わいの、ご飯によく合うからあげ

さて、こちらでいただいたのは「BIGからあげ&玉子焼き定食・からあげ4個」。人気メニューの「揚げたてBIGからあげ」(1個108円)は4種類ありますが、このうちからあげグランプリで金賞を受賞した「天日塩と極出汁」(塩からあげ)と「秘伝の特製醤油」から好きなものを選ぶことができます。筆者は各2個ずつセレクトしました。

からあげは1個50~60gほどはありそうな、文字通りBIGサイズ。まずは塩からいただきます。今はやりの“だしベース・ジャンボサイズ”のからあげは、シャリッと爽快な衣です。ダシの味が効いていますね。ガツンと迫ってくるというより、ひと噛みした後にじんわりと風味が広がり、肉の旨みと一緒に舌にじわじわと張りついていくようです。

あっさりした味付けですが、それが塩からあげの醍醐味。余計な味に邪魔されずに肉そのものの味とダシの風味を思う存分、堪能できます。さすが金賞受賞のからあげですね。一方の醤油もあっさりした印象。醤油の風味の中に、かすかな甘みも感じられます。

いずれも肉は柔らかいのですが、軽く弾力があります。歯の圧で旨みがキュッキュッと絞り出されてくるよう。柔らかいので、歯は抵抗を受けずに衣を突破し、容易に肉に到達できます。ひと口で食べるのは不可能な大きさなので、噛み切って断面に滲み出る肉汁を眺め、食欲をかき立てつつ食べるのがオススメ。

金賞受賞の塩からあげは、ダシのおかげで、ご飯がどんどん進みます。“冷めても美味しいからあげ”を目指して試行錯誤の末にできあがったからあげだそうで、イートインで定食として楽しむのはもちろん、お弁当をテイクアウトしても十分にその旨さを堪能できます。

この「揚げたてBIGからあげ」、この2種類のほかに「極旨甘だれ」「ねぎ塩レモン」があります。好きなものを選んで、自宅やオフィスなどでぜひ楽しんでみてください!
●著者プロフィール
松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。