美味しさの秘訣は、特殊冷凍技術で果物を細胞レベルで急速凍結!

特別に見せていただいたこちらが削る前の凍った果物です。特殊冷凍機による凍結時間はわずか20分。細胞レベルでの凍結が可能で、一般的な冷凍庫と違い果物の組織が壊れないので、風味や香りをそのままとじ込めることができ、溶けても品質は変わらないのだとか。
「国内の提携農家から仕入れた瑞々しい旬の果物だけを使っています。すぐ裏の加工室で水洗い後に手作業で果物のへたを取り、メロンや桃などを削りやすい大きさにカットし、袋詰めが済んだらすぐに急速冷凍しています」(西宮さん)
ちなみに『ひととせの雪』という店名は、自社倉庫に1年分の果物をストックする十分なスペースがあり、1年中旬の美味しさを楽しめることから付けられたと聞いて納得です。
遠心力で削るマシンでふわふわ食感を実現!

お次は、果物を削る現場に潜入させてもらいました。厨房には冷凍フルーツ専用の業務用マシンがずらり。使ったのは冷凍シャインマスカットで、カートリッジに入れ、スライサーの刃を調整したらスイッチを入れます。

厚みはなんと1mm前後。まるで薄い花びらのようなシャインマスカットが、ガラスの器の中にふわりふわりと雪のように折り重なっていきます。

「遠心力を生かして削っているのでふわふわ。断面も美しく、とても薄く削ることができるんです」(西宮さん)
ということで、おすすめの「かき氷」を4種類、味わってみましょう!