大人気からあげテイクアウト店『神のからあげ』の「朝〆とり丸揚げ」を食べてきた!

こだわりの「朝〆とり丸揚げ」の味わいは?

朝〆とり丸揚げは、低温調理をしているそうで、オーダー後5分前後で提供。お願いすると食べやすく切り分けてくれます
「朝〆とり丸揚げ」(100g166円・以下全て税抜)は、低温調理をしているそうで、オーダー後5分前後で提供。お願いすると食べやすく切り分けてくれます

 まずいただいたのは「朝〆とり丸揚げ」。半身単位600~700gで提供される素揚げです。通常、半身揚げは20分前後の揚げ時間を要しますが、こちらではオーダー後5分前後で出てきます。「低温調理をした鶏肉を揚げています」と長岡さん。なるほど、それで短い揚げ時間で提供できるんですね。

 頼めば食べやすく切り分けてくれるのがありがたいです。この素揚げ、ニンニクが効いています。モモ、ムネ、手羽先などいろいろな部位を楽しめますが、モモ肉部分が特に美味。プルンとした食感で旨みが強く、骨周りは、骨に付いた肉までしゃぶり尽くてしまうほどの美味しさでした。

一番人気の塩からあげの「ミックスセット」(750円)。モモ肉とムネ肉のからあげが3個ずつのお得なセット
一番人気の塩からあげの「ミックスセット」(780円)。モモ肉とムネ肉のからあげが3個ずつのお得なセット

 お次は、一番人気の塩からあげの「ミックスセット」をいただきます。1個60gほどもある、ジャンボからあげです。

 まずはムネ肉から。衣は片栗粉、パン粉、すり胡麻などを使用しているとのことで、なかなか遭遇できない食感です。パリッと崩れるわけではなく、カリッと砕けるわけでもなく、サクッと溶けていく感じ。

 降り積もった粉雪に触れたときのような歯ざわりで、その下の肉にすぐになじんでいきます。北海道産の天然昆布やアゴの微粉末を使用しているそうで、しっとりとしたムネ肉から口の中に広がる肉の旨みに、ほのかに漂う魚介の風味がいい仕事をしていますね。

これはモモ肉の塩からあげ
これはモモ肉の塩からあげ

 そしてモモ肉は弾力あるやわらかさ。歯の圧に対してしなやかに抵抗しつつ噛み切れてくれます。衣はちょっと洋風な味わいですが、肉は和風という、これまた不思議な味わいです。

 ちなみに店頭に流れていた楽しげな歌。お店を離れてもしばらく頭の中で流れていました。あの歌に誘われるようにして、また近々再訪しそうな予感がします。

●SHOP INFO

神のからあげ 本蓮沼本店外観

店名:神のからあげ 本蓮沼本店

住:東京都板橋区泉町6-13
TEL:03-3968-1136
営:11:00~20:00(材料がなくなり次第終了)
休:年末年始

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。