お酒が進みすぎる唐揚げ! 高円寺『九州みくに』で絶品「霧島鶏のからあげ」を食べてきた

お酒が進みすぎる! 高円寺で人気の『九州みくに』で絶品「霧島鶏のからあげ」を食べてきた
鶏のから揚げ・タレ。このタレが味の決め手 | 食楽web

 東京・高円寺といえば、ガード下や商店街に美味しくてリーズナブルな飲み屋が軒を連ねる、呑んべえに愛される街。JR高円寺駅北口を出て、居酒屋や焼鳥屋、焼肉屋などが左右に立ち並ぶ中通り商店街を歩くと見えてくるのが『九州みくに 高円寺店』。もつ鍋や鉄鍋餃子、馬肉料理、辛子れんこんなど九州料理を味わえるお店です。今回はこちらで絶品のからあげが味わえると聞いてやってきました。

高円寺駅近くの中通り商店街にある『九州みくに』。周辺には居酒屋や焼鳥屋などがたくさんあり、激戦区になっています
高円寺駅近くの中通り商店街にある『九州みくに』。周辺には居酒屋や焼鳥屋などがたくさんあり、激戦区になっています

 名物の「鶏のから揚げ」(690円)は、霧島鶏を使用。タレと塩を選べます。普段はシンプルに塩をオーダーするところですが、「タレが人気なんですよ」という店長・古林康彦さんの言葉に従い、タレをオーダーしました。“門外不出”という自家製のタレは、甘さにかすかな辛みが加わった逸品。同店の丼メニューにもかけるそうです。

 いざ食べてみると、想像以上の美味しさでした。タレが衣の食感をまったく阻害していません。サックリした衣にタレがからんで、かすかにフワッとした歯ざわりも。肉にはやさしい弾力があり、歯をグッと受け止めたかと思うと、さっくりと噛み切れます。旨味がたっぷり溶け込んだ肉汁が口に広がり、なんとも鮮烈な味わいです。

 こだわりのタレは、衣の食感と味にアクセントを与えるだけでなく、肉汁と混じるとさらに美味しさ倍加。たしかに白いごはんにかけて食べたくなるタレですね。

霧島鶏を使った4種類の手羽先からあげも必食

手羽先。オリジナルスパイス(左)と塩こしょう(右)
手羽先。オリジナルスパイス(左)と塩こしょう(右)

 これ以外に、名物のひとつ「手羽先」(1本190円)もオーダーしました。山椒、タレ、オリジナルスパイス、塩こしょうの4種類があります。どれを食べようかと迷ってしまいますが、せっかくなので1本ずついただくことに。まずは山椒。漬けダレに山椒を加えたからあげは他店で体験済みですが、手羽先で、しかも山椒をふりかけたものは初めて。軽くピリッとくる刺激に食欲がさらにアップ。こちらも肉厚で締まりのよい霧島鶏を使っているので食べごたえ抜群です。

手羽先。山椒(左)とタレ(右)
手羽先。山椒(左)とタレ(右)

 外国人のお客さんの人気No.1という「オリジナルスパイス」味は、香草系のスパイスを使っており、さわやかな風味が印象的。そして塩こしょうは筆者のお気に入りNo.1。ふりかけられた塩こしょうが見事なまでに脇役に徹しており、あっさりしつつも実に深い味わい。うま味が強くてコクのある霧島鶏の美味しさを十分楽しめます。

 こちらのお店、高円寺の人気店だけあって、古林店長をはじめ、スタッフのみなさんがとても明るくフレンドリー。九州の美味しい料理のほか、焼酎や日本酒も充実しているので、楽しい宴会もできますよ。

●SHOP INFO

店名:九州みくに 高円寺店

住:東京都杉並区高円寺北3-2-17 ピュア中通り 1F
TEL:03-5356-7170
営:17:00~翌2:00
  日・祝17:00~0:00
休:年末年始

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。