東京でも屈指の巨大な飲食街を擁する街・中野。そんな美味激戦区の近隣に住む筆者が、最近登場したスパイスカレーの名店をご紹介。
食品専門フロアにカレーの名店を発見
中野ブロードウェイを正面から入って、すぐ右手にあるエスカレーターで地下に降りると、そこは、マニアやオタク色が一切ない食品専門フロアが広がる。精肉や鮮魚、豆腐、青果、ナッツやドライフルーツ、産直の茶葉、などの各専門店がズラリと並び、さしずめ小さな上野・アメ横のようである。
「新鮮、高級、厳選、安い」とポップが飛び交う品々は、確かにコスパが良いので、筆者がいつも訪れる時には、値段よりも冷蔵庫に詰め込めるかどうかだけを気にして、肉や魚などの生鮮食品をまとめ買いする。そして、帰り際に、もっともお目当ての絶品シューマイを買い食いし、即、チャリで帰る。これが20年来の中野ブロードウェイとの付き合い方だった。
だから、正直言ってつい最近までこの店の存在に気付かなかったのである。それが、今年１月にできた「レインボウスパイス カフェチャイストール」。
棚に鉄瓶がずらりと並ぶ外観で、隙間から、ほっこりとしたカフェの空間を覗くことできる。そして左手のキッチンからはスパイスの香りが立ち込めているのだ。よくもまあ、このインパクトある店を見過ごせたものだ。目も鼻も悪いと、反省しきり。しかも立川のインドカレーの名店「レインボウスパイス」の3号店だと知り、ますます恥ずかしくなった。カレーマニアでもない私ですら「１度は食べに行きたい」と思っていた有名店。わざわざ中野まで来てくれていたのに、半年も気づかなかったなんて。
というわけで、本日はここのカレー目当てにチャリを飛ばしてきた。
