食の記事を書いていてよかった、と思えるのは、いろんな人から美味しい情報をもらえること。とくに、別世界の仕事をしている人の情報は、新鮮でとても面白いものがあります。
先日、銀座の高級クラブのママMさんから教えてもらったのは、銀座にあるイタリア料理『レストラン ピウ』というお店。いわく「“レーカル”が絶品」というのです。「レーカルって何ですか？」と聞くと、「冷製カルボナーラ」だと言うのです。ひと昔前、関西あたりではアイスコーヒーのことを「冷コー」などと呼んでいましたが、まさか“冷カル”だったとは…！
一般的なカルボナーラといえば、茹でたて熱々のパスタとこんがり焼いたパンチェッタかベーコンに、生クリームやパルミジャーノチーズ、卵黄などを絡めて黒胡椒をふりかけたもの。いわゆる熱伝導でトロ～リさせて完成するものですが…。それを冷やしたら一体どうなるんでしょうか？ しかもMママは「冬も美味しいのよ」と力強く断言します。
そこで先日、木枯らしが吹く寒い日に、その東銀座にある『レストラン ピウ』にランチを予約して行ってみました。
