美味しすぎる『クワン』の“本格タイ料理”の秘密とは!?

早速いただいたのは、お店イチオシの「豚肉の網焼きハーブ和え ラオススタイル」。まずは皿いっぱいに盛られた料理のインパクトにびっくり! 盛り盛りのキャベツと豚肉の山はもはや、バー飯の域を超えています。

一口食べてみると、網で焼いた香ばしい豚肉に、パクチーやレモングラスなどの香味野菜、レモンやライム、ナンプラーが絶妙に混ざり合います。コク深いのに、後味がとにかく爽やかで、ついつい手が伸びてしまいます。
大好物のタイ料理の店は相当な数を訪れていますが、『クワン』の料理は食べたことがありそうでない複雑な味わいで、「美味しすぎる!」と感嘆の声を連呼してしまいます。

『クワン』はオーナーバーテンダーの長谷川康弘さんと奥様の2人で経営し、今年で20周年を迎えます。奥様は都内のレストランで勤めていた頃、タイ人シェフの下で働いていたそうで、その経験からタイ料理を出すことになったそう。ハーブをたっぷり使い、タイ人シェフから受け継いだという”化学調味料を使わない伝統的な料理法“で作るからこそ、この美味しさが堪能できるんですね。
一味違うタイ料理の定番「鶏肉のグリーンカレー」

一つ目の料理があまりに美味しく、「鶏肉のグリーンカレー」もオーダーしてみることにしました。一見、オーソドックスなグリーンカレーですが、食べてみると全く違う味わいが広がります。

茄子やピーマンなどの野菜がゴロゴロと入り、スープのようにサラサラで、どこか香ばしいカレールーのハーモニーがとにかく絶妙です。甘さの向こうに辛さがやってくるリズミカルな味わいは、ご飯が止まらぬ美味しさでした。