最後の一粒まで旨い!「オイルサーディン丼」

森瑤子さんの小説『デザートはあなた』に出てくる「オイルサーディン丼」をアレンジしたというこちらは、国産のオイルサーディンを油揚げ、ネギ、お醤油でちょっと煮詰めて、牡蠣醤油で炊いた熱々のご飯にのせ、仕上げに和歌山の山椒をかけたもの。

お酒の〆にぴったりな“小丼ぶり”ながら、オイルサーディンが4本ものっています。まず一口味わってみると、意外にもさっぱり! なぜなら余分な油を抜いているからだそうで、魚の旨みがよく伝わってきます。サーディンをつまみに思わずもう一杯、オーダーしてしまいそう。

オイルサーディンの旨みもさることながら、牡蠣醤油の味が染みたご飯がとにかく合う! ご飯、油揚げやネギ、オイルサーディンを合わせて食べるとまた奥深い味わい。どの味わいも引き立っていて、オイルサーディンを油抜きした理由がよくわかります。そしてまた、小丼ぶりの量が丁度よく、「美味しかった~、また食べたい」という思いが残るんです。さすが!