
店名は『高木のぶぅ』で、場所が東村山。ドリフ感満載な店に盛りのいいラーメンがあると聞き、向かったのはJR武蔵野線の新秋津駅。
駅を出て目の前のロータリー沿い。改札から徒歩1分ぐらいの場所にあるのがその名も『高木のぶぅ』。青い扉を開け、まずは券売機をチェックです。

一番左上のボタンは「ラーメン200g 300g」(780円)の文字、その右隣には「ラーメン大盛り400g 500g」(880円)の文字が。もちろん500g、ということで大盛りの方のボタンを押します。油そば、まぜそばなど他のメニューの中には、「全員集合らーめん」(1100円)も。ドリフ感が出てます。
カウンターに座り、チケットを出して、野菜と油のリクエストを聞かれます。ここでは「少なめ」が一般的な野菜の量、そしてすでに山状態の普通(2倍)、マシ(3倍)、マシマシ(4倍)の4つからセレクト可能。もちろん、ヤサイマシマシ、アブラマシマシでオーダー! 出てくるのをワクワクしながら待ちます。

待つこと数分、出てきたのは、器が2つ重ねになった、野菜マウンテンの巨大なラーメン。早速計測すると、高さ約21cm(下の器および高台部分除く)、重さは2460g(器の重さを除く)。およそ2.5kg。麺が500gとして、スープと野菜とアブラ、チャーシューなどで約2kg、ってことでしょうか。すごい。
計測しているうちに、野菜の山に押されて摺り切りで入っていたスープが下の器へとじわじわ流れていきます。まずい。早く計測を終わらせて食べねば!

ということで早速一口! といってもまずは野菜から。背脂が乗って、しっとりシャキシャキな野菜の山を、スープの水面が出てくるまで削ります。そしてスープを一口。背脂たっぷりな割にはスッキリした醤油味。まだ背脂が溶けていないせい? さらに麺を奥から引っ張り出して味わいます。
「麺は中太の平打ち・ストレート、通常の1人前は150gから選べます。スープはゲンコツと背ガラでとったものですね。具はもやし大量にキャベツちょっと、肩ロースのチャーシューが2枚です」と店主の高木さん。え、本当に高木さん!? 店名、シャレじゃなかったんですね!
「いや、東村山といえば、でしょ。名前優先です(笑)」。なるほど。高木さんが東村山で店を出す、それはもぉドリフですね~。

野菜の山を削りつつ、麺を食べ、そしてチャーシューを時々かじり。食べすすめていくと、普段なら半分を超えたところで突然満腹感が襲ってくるはずなのに…あれ? まだ大丈夫。どうした自分?
おそらくですが、ヤサイの重さにより、スープが下の器に出ていくことで、麺の伸びおよび汁を吸うスピードが遅い? さらに、たっぷりの背脂効果であまり吸っていない? イメージとしては、あっさりしている油そば。ツルツル感があるのに、ドスッと感がやや抑えめ。なので、野菜をおかずに麺を食べている、しかもガンガンいける、そんな感じがします。

後半に入ったところで、卓上の「味変アイテム」へ。まずは「コショウ天かす」をパラパラ。揚げ玉のカリカリ感とコショウのスパイシー感で美味しい~。今度は「カレー天かす」を。もっとスパイス感がアップ。続いて「辛天かす」をかけると、こっちは辛さというより、程よい辛味が華やかな味わいに。ちなみに天かすは山椒も含め4種類。いずれもカリカリ食感がいいバランスです。
「こっちもどうぞ」と出されたのは、生ニンニクと生しょうが。スープに溶かして味わうと、おぉ~。ドスッとくる~。特に生ニンニク。一気にワイルド感が出てきます。
他にも卓上にはブラックペッパー、鰹節の粉、ラーメン醤油、お酢などがあり、味変がバラエティ豊富。これ全部楽しめる大盛りにしてよかった~。

ちなみに麺500g、野菜とアブラマシマシは「根性のある方のみ頼んで欲しい」と話す高木さん。初めてきた人は、とりあえず標準サイズの「少なめ」からがオススメです。
勝手な体感ですが、おそらくヤサイ7、麺3ぐらいのバランスに感じるラーメン大盛り+野菜マシマシ、アブラマシマシ。実は1日に4~5杯は出るとのこと。秋津には2.5kgをさらっと食べていく猛者が結構いる、ということですね。
西武池袋線の秋津駅からも徒歩5分ぐらい、両方の電車を利用する人にも愛されている『高木のぶぅ』。次回は「全員集合らーめん」を食べに来ます!
●SHOP INFO

店名:高木のぶぅ
住:東京都東村山市秋津町5-13-21
TEL:042-407-6407
営:11:00~25:00(L.O.24:50)
休:不定休