約1.5kg!? 面影橋の『ワイルドラーメン』でとんでもない肉盛りラーメンを食べてみた

約1.5kg!? 面影橋の『ワイルドラーメン』でとんでもない肉盛りラーメンを食べてみた
食楽web

 次から次へと新大盛りメニューが登場する街、高田馬場~早稲田。もちろん早稲田大学のお膝元でもあり、巨大ハンバーグや山盛りライスのカレーなどもある、大盛りメニュー巡りができる街でもあります。

 今回訪れたのは、東西線高田馬場~早稲田駅のほぼ中間。早稲田通り沿いにある『ワイルドラーメン』。ここに、チャーシューがすごいことになっているラーメンがあると聞き、早速挑戦です。

店内に貼られていたメニュー表。どのメニューもチャーシューの存在感がすごい
店内に貼られていたメニュー表。どのメニューもチャーシューの存在感がすごい

 店に入り、券売機を見ると、「ワイルドラーメン」(チャーシュー3枚)、「スペシャルWラーメン」(チャーシュー5枚)、「デラックスWラーメン」(チャーシュー7枚)のボタンが。張り紙を見ると、王道は3枚、定番は5枚で、2枚、4枚、6枚とアレンジ可能とのこと。ん? ここの店、妙にチャーシュー推しな気が…。

「うちは、チャーシューを食べるためのラーメンだからね」と店主。店の自慢は、手作りのチャーシューを好きなだけ食べてもらいたい、というもので、チャーシューは具じゃない、主役。肉イチオシのラーメンとのこと。

 それならチャーシュー7枚のデラックスにしようかと思ったところ「うちの店は初めて? なら5枚からがいいよ」とのことで、「スペシャルWラーメン」で麺大盛り、野菜は普通盛りでオーダー。麺大盛りは+100円、野菜大盛りは+80円、チャーシュー1枚は+120円です。

 そして、学生証提示でライスor麺大盛りor野菜大盛りが無料に。学生さんが羨ましい~。

「スペシャルWラーメン」990円+麺大盛り100円。垂直に盛られたチャーシュー5枚の中央にはもやしや玉ねぎなどの野菜が
「スペシャルWラーメン」990円+麺大盛り100円。垂直に盛られたチャーシュー5枚の中央にはもやしや玉ねぎなどの野菜が

 待つこと数分、やってきたのは、厚さおそらく1cm以上ある、ロール状のチャーシューが5枚盛りつけられたラーメン。表面に背脂がたっぷりかかっていて、ストロング感満載です。

 計測すると、直径約21cmの器に高さ約15cm。重さは1526g(器の重さを除く)。なるほど。おそらくチャーシュー7枚で麺大盛り、野菜大盛りにしたら2kg軽く突破。おそらく3kgになるのでは。初めての人は2kg未満の「スペシャルWラーメン」、という店主のアドバイスに納得です。

高さ約15cm。スマホよりちょっと高いぐらい。だが重さは1.5kg。侮れない
高さ約15cm。スマホよりちょっと高いぐらい。だが重さは1.5kg。侮れない

「麺は太麺、平打ちのストレートです。麺の量は通常230gですが、大盛りなので375g(茹でる前)。スープはガラスープで味は特製醤油。背脂をたっぷり入れています」と店主。そのせいか、最初の一口が熱い! 背脂の油でしっかりコーティングされて、熱が中にこもっています。持ち上げると湯気がブワッと出てくるほど。ということで、まずは麺屋スープより先に、メインのチャーシューから。

チャーシューの存在感もすごいけれど、スープの背脂たっぷり感もすごい。ツヤツヤ&テカテカ
チャーシューの存在感もすごいけれど、スープの背脂たっぷり感もすごい。ツヤツヤ&テカテカ

 まずはチャーシューを一口。ホロッホロ。口の中であっという間にほぐれます。「チャーシューは豚バラチャーシュー。煮込む時間3時間、特製ダレに漬け込む時間3時間。合計6時間かけて毎日手作りしています」と店主。最後に焼いて焦げ目をつけています。一から店内で作っているチャーシューは、塩気しっかり、脂のほんのり甘みの効いた味。これ、ゴハンに乗せても美味しいだろうなぁ。

背脂がたっぷりきいたスープ。濃厚さはあるけれど、味わいはすっきりしている
背脂がたっぷりきいたスープ。濃厚さはあるけれど、味わいはすっきりしている

 そして麺とスープを一口。太麺の存在感たっぷり。スープをしっかり持ち上げます。が、こちらはさほど塩分強めには感じない。チャーシューの濃厚さとバランスをとっている感じでしょうか。チャーシューを引き立てる麺とスープ。納得です。

 スープを飲んで、麺を食べて、チャーシューをかじって、そして野菜へ。キャベツや生玉ねぎのシャキシャキ感がいいブレイクに。口の中をさっとリセットしてくれます。

 チャーシューは分厚いので、肉の旨みも十分感じられる、角煮とまた違う塊肉という感じ。脂身が甘くて美味しい~。けれど、5枚あるとさすがに口の中がまったりしてきます。そこをキャベツや生玉ねぎなど野菜のシャキシャキでお口直しをして、またスープや麺、チャーシューにいく、という感じでしょうか。

かみごたえのある太麺。チャーシューやスープとのバランスを考えたら、絶対太麺でしょう
かみごたえのある太麺。チャーシューやスープとのバランスを考えたら、絶対太麺でしょう

 オススメの食べ方ってありますか?「途中で卓上にある、フライドガーリックをかけるのがいいですよ」(店主)。なるほど、味変ですね。ということで、フライドガーリックをパラパラっとかけると、ガーリックのつぶつぶ感、そしてニンニクの香りがプラスされ、ストロング感アップ。お腹いっぱいなのに、白いゴハンが欲しくなる美味しさです。おろしニンニクではなくフライドガーリック、珍しいかも。

「とにかく肉を食べてね!」(店主)。チャーシュー愛に溢れています
「とにかく肉を食べてね!」(店主)。チャーシュー愛に溢れています

 店主曰く、周りにラーメン店がいっぱいあるので、ラーメンよりもチャーシューを堪能する店を作りたかったとのこと。店には「肉マイレージカード」があり、肉の枚数=1ポイント。10Pで肉1枚or麺大盛or野菜大盛orライス無料。30Pで肉5枚orW大学ラーメン無料or黒烏龍茶2本といった特典が受けられます。スープ完食で1ポイント追加加算なので、最後の一口まで味わうのがオススメです。

 ということで、もはやラーメン店というより、厚切りチャーシュー専門店の『ワイルドラーメン』。今度来るときは、「W大学ラーメン」(580円)にライス100円をプラスして、雑炊っぽくして締めるか、「Wハーフラーメン」(500円)を野菜大盛り+80円にして、ヘルシーに味わうか。でもチャーシューを堪能するなら、7枚のった「デラックスワイルドラーメン」だよなぁ。次回どう攻めるか、思わず悩んでしまう。チャーシューにとことんこだわったラーメン店でした。

●SHOP INFO

ワイルドラーメン 外観

店名:ワイルドラーメン

住:東京都新宿区西早稲田2-18-25
TEL:03-6457-3916
営:11:30~15:00、17:30~21:00(L.O.各30分前)
休:日曜、年末年始