チョコレートの大革命! 浜田山にオープンした『Quon』の“テリーヌチョコ”が衝撃の美味しさだった

『QUONチョコレート』って一体どんなお店?

QUONチョコレート

 さて、こんなに面白い『QUONチョコレート』とは一体そもそもどんな会社なのでしょう?

 店長の荒川さんにお話を伺うと、2016年に愛知県豊橋に本店をオープンし、この3年の間に、鹿児島、熊本、長崎、徳島、新潟など計17店舗を全国展開しているんだそうです。ちなみに東京は昨年2018年10月、荻窪に初出店。そこで噂がどんどん広がり、今回、浜田山が東京2店舗目。

壁一面に貼られたチョコレート。店内はとってもおしゃれで、チョコレートのディスプレーは見ていてもテンションが上がります。このプロジェクトの仕掛け人は、多くの名門チョコレートを手がけるトップショコラティエの野口和男さん
壁一面に貼られたチョコレート。店内はとってもおしゃれで、チョコレートのディスプレーは見ていてもテンションが上がります。このプロジェクトの仕掛け人は、多くの名門チョコレートを手がけるトップショコラティエの野口和男さん

 そしてお話の中で1番驚いたのは、『QUONチョコレート』のショコラティエは、全国各地の障害をもつ方々だということ。
 彼らが、世界中から厳選したピュアチョコレートを素材に、“トランピール”というオリジナルの鍋の中で、温度を巧みに上げ下げするテンパリングを施し、様々な食材を組み合わせて、1つ1つ店の奥で手作りしているのです。もちろん、味の妥協は一切なし。「チョコレート×障害福祉で社会をあっと驚かす」という素敵なプロジェクトだったのです。

小粒タイプの「QUONキャビアチョコレート」缶入り800円
小粒タイプの「QUONキャビアチョコレート」缶入り800円

 最後に、とっておきのおすすめアイテム「至高のアイス」(1本350円)を紹介しておきましょう。

「至高のアイス」1本350円。こちらは定番のミルクアイスとコロンビア産のミルクチョコレート
「至高のアイス」1本350円。こちらは定番のミルクアイスとコロンビア産のミルクチョコレート

 ミルクや抹茶、ストロベリー、マンゴーなど4種類のアイスから1つを選びます。さらにコロンビア産のミルクチョコレートやベルギー産のホワイトチョコレート、レモンチョコレートなどを選べば、お店の方が温かいチョコレートをスコップですくってくれるので、そこにお客さん自身で絡めるんです。冷たいアイスで、チョコレートはみるみる固まってコーティングされます。舐めれば、まさに至高の味わいです。

 セオリーにとらわれず、独自の製法で生み出されるカジュアルハンドメイドの『QUONチョコレート』。1つとして同じ形はなく、それがとっても可愛くて、パッケージもオシャレ。大切な人への手土産やプレゼントにしてみてください。絶対に喜ばれると思います!

(撮影・文◎土原亜子)

●SHOP INFO

QUON チョコレート東京・浜田山店

店名:QUON チョコレート東京・浜田山店

住:東京都杉並区浜田山3-30-5 越路ビル1F
TEL:03-6379-9110
営:11:00~19:00
休:無休