「ひき肉ライス」って何だ?

「ひき肉ライス」には鶏の挽肉がゴロゴロ、ゴロゴロと、これでもかというくらいたっぷり入っています。一見、キーマカレーのようにも見えますが、カレー味ではなく、ミートボールの味とも違います。スパイスが効いていてとろみがついているけど、麻婆豆腐でもないし、デミグラ系でもありません。
ライスは、トマトとクミンの香りがして、パラパラとした食感。ルーと一緒に食べると、どこかの国の何かの料理のような気がしてくるのですが、例えたくてもピタッとくるものがない……。

そこで、店主・萎澤弘之さんに聞いてみると、
「あるようでないと思います。いろいろなエッセンスを取り入れた私の創造した料理なんです」とのこと。
「このルーは、丸鶏と香味野菜を炊き上げてチキンブイヨンをとり、そこにチリ、オレガノ、ターメリックなど10種類以上のスパイスを入れて煮込んでいます。また、ひき肉は、鹿児島県産の鶏モモ肉を、大中小の大きさに挽いて、それを炒めて加え、最後にとろみをつけているんですよ」

