いま話題の浜名湖うなぎの新ブランド「でしこ」は普通の鰻と何が違う? 実食してわかったその繊細な味わい

「地焼き」で旨味を凝縮させる

「でしこ」を使った鰻重(梅・8580円)の器
「でしこ」を使った鰻重(梅・8580円)の器

 ここで筆者は鰻重(梅・8580円)をオーダー。「でしこ」が一尾丸々のったものです。

 程なくして鰻重が配膳されました。美しく輝く器にも感動を覚えますが、この器を開けてさらに感動。綺麗に焼き上げられた「でしこ」がドーンとご飯の上に鎮座しています。

器を開けると丸々一尾、丁寧焼きあげられた「でしこ」がドーン!
器を開けると丸々一尾、丁寧焼きあげられた「でしこ」がドーン!

 聞けば、『鰻 北白川』では蒸さずに直接火入れすることで旨味を凝縮させる「地焼き」にこだわっているとのこと。これにより、肉厚なうなぎの身をふっくらと焼き上げられるのだそうです。

「蒸し」をしないわけですから、その分手間も時間もかかります。優れたうなぎを最大限美味しく提供するために手間暇を惜しまないところに、まず好印象を抱きました。

控えめに言っても過去ナンバーワンの味わい

『鰻 北白川』がこだわる「地焼き」によって、繊細に焼き上げられています[食楽web]
『鰻 北白川』がこだわる「地焼き」によって、繊細に焼き上げられています[食楽web]

 さっそくいただきます。「でしこ」は、直接火入れされているにもかかわらず焦げなどはほとんど見当たりません。口にしてみると、とても上品な味付けで、ふんわりとした肉質の「でしこ」の食感・旨味が口いっぱいに広がります。程よく甘い脂乗りも最高で、しつこさもなし。忘れられなくなるような繊細なヤミツキ感があります。

 正直、筆者が過去に食べたうなぎのうち、控えめに言っても過去ナンバーワンの味わい。「頬が落ちる」とはまさにこのことか、と言いたくなるほどの感動でした。

まとめ

 2025年7月20日〜30日までは、来店者にもれなく「鰻の佃煮」(100g・税込2160円)を無料プレゼントするサービスも提供されるとのこと。土用丑の日の贅沢な一食としてはもちろん、特別な時間にぜひこの絶品の味わいを試してみてください。

(取材・文◎松田義人(deco))

●SHOP INFO
鰻 北白川

住:東京都千代田区永田町1-11-28 合人社東京永田町ビル 1F
TEL:03-6206-7476
営:11:00〜21:00(L.O.20:00)
年中無休