
「ぱんじゅう」というおやつをご存じでしょうか?
道民の友人から、絶対に食べてほしいとおすすめされたこの名物は、大正時代から親しまれてきた小樽のソウルスイーツだそうです。
名前の由来は、パンのように焼いたお饅頭で、現在は食べられる店も少なくなり、貴重なご当地おやつでもあります。

JR小樽駅からほど近く、街に長く寄り添う『正福屋 小樽本店』があります。昭和の駄菓子屋さんのような賑やかで可愛らしい雰囲気が魅力で、店頭には、粒あん、クリーム、抹茶餡など種類豊富なぱんじゅうが並びます。

この日は定番の粒あんを購入。まず驚くのは、ころんと小さな見た目とのギャップです。手に取ると想像していたよりも重みがあり、卵ボーロのような懐かしい香りがふわっと広がります。

薄くてカリッとした生地の中には、つぶあんがたっぷり。表面にまぶされたごまの香ばしさもアクセントになっていて、甘さは控えめで、飽きずに食べられる素朴な味わいです。思わずもう一つ、もう一つと手が伸びる味わいです。

学生時代に近くにあったら、間違いなく毎日通っていたはず。そんな気持ちにさせられる、ほっと温かい味わいでした。ここでしか出会えない小樽の味として、旅の合間にぜひ立ち寄ってみてください。
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(撮影・文◎畠美奈子)
●SHOP INFO
正福屋 小樽本店
住:北海道小樽市稲穂2-9-12
営:11:00〜生地がなくなり次第終了
休:月曜
※テイクアウトのみ





