ジュワ~ッと肉汁が溢れ出す『からあげのジョー』の骨なし唐揚げが旨いワケ

ジュワ~ッと肉汁が溢れ出す『からあげのジョー』の骨なし唐揚げが旨いワケ
食楽web

国産素材にこだわる、にんにく醤油風味のからあげ

 東京・江東区。『からあげのジョー』は、猿江恩賜公園から徒歩数分の場所にあります。西大島にも店舗を構えるお店で、テイクアウトをメインにしていますが、今回お邪魔した住吉店はイートインも可能。というわけで、この日はランチで「骨なしからあげ定食」(890円)をいただきました。

 ここは素材や作り方にこだわったお店。国産若鶏を秘伝のにんにく醤油ダレに丸一日漬けおくことで、肉の中までしっかりと味をしみ込ませています。また鶏肉は冷凍ものは一切使用せず、毎朝届けられる国産若鶏を使っているとのことで、鮮度は抜群です。揚げ油も衣の片栗粉も国産を使用。また揚げ油は注ぎ足しながら長期間使うお店が多いのですが、こちらは定期的に入れ替え、新鮮な油で揚げています。ちなみに、からあげは「骨なし」「手羽先」「手羽元」「すなぎも」を100g単位で注文できます。

 さて、頼んだ骨なしからあげ定食を、早速いただきます! 食べ応えのある大ぶりのからあげが4個(モモ2・ムネ2)。2種類の肉それぞれの食感も楽しめます。とくに驚いたのはムネ肉のジューシーさ。フワッとした口あたりで、噛むと肉汁がとろ~り流れ出て、舌の上にじんわりやさしく広がります。まるで水分を含んだスポンジをやさしく絞ったときのよう。

 タレに長時間漬け込んだだけあって、味も十分。ほんのり香るにんにく醤油の風味がたまりません。モモ肉もやわらかく、こちらは肉汁がジュワ~ッとしみ出してくる感じ。ムネ肉もモモ肉も、うま味たっぷりの肉汁に舌が溺れてしまうような印象です。

 衣はパリッとしていながらもかすかな弾力のある食感。やわらかい肉&美味しい肉汁と口の中で渾然一体になると、この衣が徐々に溶けていきます。ランチなのでお供はビールではありませんでしたが、この味ならごはんもすすみます。

 平日はランチタイムのみの営業ですが、土・日・祝日はいつでも店内で食べられます。美味しいからあげをアテにちょっと一杯……という使い方もできますし、「からあげ弁当」(600円)のテイクアウトもオススメ。天気のいい日、近くの公園のお散歩のお供にもぴったりです。

●SHOP INFO

からあげのジョー 住吉店

店名:からあげのジョー 住吉店

住:東京都江東区猿江2-13-3-1F
TEL:03-5625-0206
営:11:30~19:30(売り切れ次第終了)
休:不定休

●著者プロフィール

松本壮平

ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。