独身OL二人の“肉会”に密着!肉バル『NIKU VACA』で巨大骨付き肉にかぶりついた感想は?

独身OL二人の“肉会”に密着!肉バル『NIKU VACA』で巨大骨付き肉にかぶりついた感想は?
食楽web

独身の彩香と結衣(仮名:推定30代後半)は「野菜は全般苦手」「肉さえあればいい」という肉食獣OL。彼女たちは、満月の夜、“肉会”を開く。日頃の鬱憤を晴らすべく豪快に肉を喰らう会なのだ。ただし、愚痴らないというのが暗黙のルール。そんな二人にある日の“肉会”の食レポをお願いし、同行させてもらった。

●PROFILE

彩香:商社勤務。栃木県生まれ東京育ち。休日、家にこもって映画を見るのが好き。特に「韓国バイオレンス映画」好きで、“悪魔”と付く映画がお気に入り。

結衣:広告代理店勤務。兵庫県生まれ埼玉育ち。休日、家でワインを飲みながらTVを見るのが好き。つまらないことを言うタレントに文句を言う習性がある。

「今夜も月がキレイな肉日和だわ」と彼女たちが向かった先は、東京・文京区本郷三丁目。昨年12月にオープンしたばかりの『NIKU-VACA』だ。店名から肉三昧を期待し、日頃の積もり積もった憂さを晴らしに行く心算のようだ。

「肉バカっていい店名~☆」とはしゃぐ彩香に、結衣が冷ややかな目で「ヴァッカと読むの。馬や鹿のことでもなくて、スペイン語で”牛”のこと」と釘を刺す。

 とはいえ、結衣も、この店が和牛一頭買いの焼肉屋『房家』の新業態の“和牛肉バル”と知って、バカみたいに和牛を食べたいらしい。

丸ノ内線・大江戸線・本郷三丁目駅から徒歩3分
丸ノ内線・大江戸線・本郷三丁目駅から徒歩3分

 入店後、さっそくメニューを見る二人。

彩香:国産黒毛牛の骨付き肉「L-BONEステーキ」や和牛の部位別に味わえる「炭火ステーキ」って書いてあるよ! 読んでるだけでよだれが出てきそう。

結衣:タパスみたいなおつまみ系もあるけど、ガッツリ系の和牛料理がメインだよね。でもほら、土鍋パスタや果物を丸ごと使うサワーなんて面白いメニューもあるよ。

彩香:オープンキッチンで、料理工程が見えるから臨場感があって楽しそうね。

 そこで彼女たちはカウンターを陣取った。冷蔵庫からフレッシュな生肉が次々と出てくる。特上牛タンのブロックやランプ、トモ三角……

結衣:牛タンのブロックって私たちはゾクゾクするけど、「キャー、やめて~」とか言う女子、いるよね。

彩香:それって男の前だけでしょ。見て、肉塊よ。あれ、何だろ。

 キッチン中央に “太もも”のような“ごつい肉塊”があった。結衣がお店の人に尋ねる。

「うちは宮崎県産の黒毛牛・あやめ牛を使用していて、その牛の“芯々”という部位です。牛の内ももの内側にある柔らかい部分の、さらに芯の部分で希少部位なんです。肉質のキメも細かくて美味しいんですよ」と教えてくれた。

彩香:あんなムチムチした太ももにはなりたくないけど、あのお肉の赤やピンクの色を見ていると、なぜか身震いするわ~。

結衣:確かに「内もも」は魅力的だけど、メニューには部位別の炭火ステーキで「芯々」150g1,780円って書いてあるよ。もっと肉量があってかぶりつける系の骨付き肉が良くない?

 いつも、1人約1ポンド(約450g)をペロリと平らげるという二人。部位別のお肉も魅力的のようだが、今夜は上品に食べるのではなく、ガッツリとかぶりつきたいようだ。