アルデンテって何それ?ナポリタン専門店『パンチョ』で、大盛り600gを平らげてきた

アルデンテって何それ?ナポリタン専門店『パンチョ』で、大盛り600gを平らげてきた
麺は前日に茹で置きした極太麺。ほどよく水分を吸った麺が、ナポリタンソースによく絡む | 食楽web

昔ながらのナポリタンにこだわる“パンチョスタイル”

『スパゲッティーのパンチョ』は首都圏に数店舗を展開する、ナポリタン専門店だ。昔ながらのナポリタンにこだわっており、老若男女を問わず人気の店。ここに、デカ盛りファンに愛される大盛りナポリタンがあると聞き、さっそく秋葉原店に飛び、取材を敢行してきた。

 お店は地下にある。入口に通じる階段には、お客さんがズラリ。ピークタイムを外してもこの人気ぶり。いやがうえにも期待が高まる。「ナポリタン」(690円)の食券を購入して店員さんに渡す。「大、中、小、どれになさいますか?」と聞かれ、迷わず「大!」と元気よく答えた。いずれも同じ金額というのが嬉しい。小は300g、中は400g、大は600g。

 サラリーマン風の男性3名と相席だったが、これも“人気店あるある”。水を軽く飲んで口の渇きを癒し、大盛りナポリタンの登場を待った。

 5分もせずに味噌汁とともに、ナポリタンが登場。ソーセージ、玉ねぎ、ピーマンとともに太めの麺がドカンと盛られている。テーブルにはフォークと割り箸が。私はフォークでいただいた。「うまい!」と思う一方で、どこか懐かしさも感じる。昔、母親が作ってくれたナポリタンはこんな感じだったなぁ。そんな郷愁にひたりながら食べ進める。ときどき、ケチャップなどの強い酸味に邪魔されてしまうナポリタンに遭遇するが、こちらの自家製手作りソースの酸味は軽めで、邪魔するものがまったくない。これならば完食できそうだと確信。ごはん物とは違い、すすり込みやすい麺なので、スイスイと運ぶことができる。完食までに5分を費やさなかった。

 途中で息切れするかと思ったが、それはまったくない。美味しさと懐かしさで一気に平らげることができた。食べ終えたとき、ちょっぴり感謝の念が生まれてたりして……。

 最後に少し余談を。ご存じの方も多いと思うが、ナポリタンは日本発祥の料理だ。戦後にアメリカ軍が持ち込んだケチャップ味のパスタが起源とも言われるが諸説あり。イタリアのナポリにナポリタンなる料理はない。

(取材・文◎松本壮平)

●SHOP INFO

スパゲッティーのパンチョ 秋葉原店

店名:スパゲッティーのパンチョ 秋葉原店

住:東京都千代田区外神田3-13-5松井ビルB1F
TEL:03-3256-7660
営:11:00~22:00(21:30 L.O.)
休:なし
http://naporitanpancho.com/