職場から帰宅して、料理をする気力も体力もない…そんなときにぴったりで、身近な食材を使ってちゃっちゃっと手軽に作れて、しかも美味しい!そんなレシピを、料理研究家・奥田ここさんに教えてもらいます。
今夜はささっとつまめて、酒にもごはんにもぴったりな夕食を…というときにぴったりな一品がこちら。タコときゅうりとアボカドの和えものです。
夏の暑い時期は、なるべく火を使わないで料理をしたいもの。今回のおつまみは、火を使うのはほんの数分、タコの下茹での時間だけ。
タコに下茹でのときに柑橘で風味をつけることと、叩いたきゅうりに加え、コクと旨みがあるアボカドを添えるのがポイント。今回はマイルドな酸味が特徴のりんご酢を使うことで口飽きないテイストに仕上げました。
すべての材料を混ぜ合わせたのち冷蔵庫で30分ほど冷やしてからいただくのがおすすめです。暑い夏のクイックおつまみ、ぜひ作ってみてくださいね。
「タコとたたきキュウリとアボカドの和えもの」のレシピ
材料(作りやすい量)
・タコ(茹で)……100g
・柑橘果汁(レモンなど)……適量
・キュウリ……2本
・アボカド……1個
・りんご酢……大さじ2
・砂糖……大さじ1
・淡口醤油……大さじ1/2
・白胡麻……適量
作り方
1.ボウルにりんご酢と砂糖と淡口醤油を入れ、よく混ぜる
2.熱湯にレモンを搾り、タコを茹でてザルにあげる。一口サイズに切ったら、1.のボウルに入れる
3.アボカドの皮をむいて種を取り、一口大サイズに切ってレモンを搾り、アボカドに回しかけ、1.のボウルに入れる
4.キュウリに塩をまぶし、まな板でキュウリをこするように転がして脱水させ(板ずり)、キュウリがしなってきたら、棒でたたき、表面の塩をさっと洗い流し、一口大サイズに手でちぎり、1.のボウルに入れる
5.1.のボウルに白ごまを入れ、タコやキュウリの表面にアボカドをまとわせるように混ぜ合わせたら出来上がり
ポイント
※たたくことでキュウリの表面積が大きくなり、味のなじみがよくなります。またアボカドは食べるソースのように使うので、やや完熟気味のものを選ぶのがポイントです。
※変色しやすいアボカドは、なるべく食べる直前に皮をむいて切るようにし、さらにレモンなどの柑橘の果汁をまとわせることで、変色を抑えられます。
●著者プロフィール
奥田ここ
築地市場を「師」とあおぎ、旬の食材を中心にした和食及びイタリア料理の料理教室を主宰するほか、外国の方の参加や築地市場内での料理教室など、国内・海外で様々なスタイルの教室を開催。各種媒体・広告へのレシピ提供や、食材産地の取材、食に関するさまざまな話題の企画・執筆に加え、個別の要望に応じた出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし、無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
(https://www.instagram.com/kokookuda/)