日本人で唯一!英国の称号「TOP TEA PLACE」を受賞したティールーム『Juri’s』が日本橋に誕生!

英国の称号「TOP TEA PLACE」を受賞したティールーム『Juri’s』が日本橋に誕生!
食楽web

 先月開催された「三越英国展」といえば、数ある百貨店のイベントの中でも熱狂的ファンが多いことでも有名。王室ゆかりのお店から現地で人気のティールームやショップが出店し、本場英国の雰囲気そのままに優雅なティータイムが楽しめるとあって、連日多くのファンで賑わう一大イベントだ。

 英国展でも人気を集めた英国の伝統的ティールーム「Juri’s(ジュリス)」が9月22日、「ジュリス ティールームス」として三越日本橋本店にオープンした。

 コッツウォルズ地方の小さな町にある「Juri’s(ジュリス)」は宮脇樹里さんがオーナーシェフを務めるティールーム。2008年には日本人経営のティールームとしては唯一、英国のベストティールームの称号「TOP TEA PLACE」を受賞し、話題に。

英国コッツウォルズ地方のウィンチカムにある「Juri’s(ジュリス)」
英国コッツウォルズ地方のウィンチカムにある「Juri’s(ジュリス)」

 ティータイムを愛してやまない英国人に高く評価されたティールームを再現した空間では、オリジナルブレンドの紅茶とともに、スコーン、ドラディショナルブリティッシュケーキ、サンドウィッチなどが味わえる。イートインは40席。

ショーケースにはトラディショナルブリティッシュケーキの数々が並ぶ。ケーキ各種864円~、ケーキセット1,566円~。
ショーケースにはトラディショナルブリティッシュケーキの数々が並ぶ。ケーキ各種864円~、ケーキセット1,566円~。

 スペシャリテはスコーンと紅茶のセット「クリームティー」。スコーンといえば、筆者の場合、コーヒーショップで小腹を満たしたいときについ手が伸びる一品だが、毎度口の中の水分が奪われ、慌ててコーヒーをガブ飲みするのが常。

スコーン、ケーキはテイクアウトOK。
スコーン、ケーキはテイクアウトOK。

 しかし、ジュリスのスコーンは違った。優しい焼き色で外側はさっくり。半分に割った瞬間にしっとりとした感触が手に伝わってくる。いつもなら割った途端に崩れ、ボロボロこぼしてしまい、なんだか粗相をしてしまった気にさせられるのだが、ジュリスのスコーンはそんなことはない。なんだか上品になった気分に(大げさ?)。

 スコーンにはミルクの濃厚な味わいとねっとりとした食感のクロテッドクリームとジャムをたっぷり塗っていただく。塗るというより盛る、あるいは乗せるという感覚で味わいたい。たっぷり乗せても小麦粉の優しい風味が負けることはなく、むしろ、口の中でスコーン、クロテッドクリーム、ジャムの三位一体が見事に完結する。

 そして、ブレックファーストティー。こちらはポットサービスで登場する。砂時計が終わるのを確認してカップに注いだ瞬間から心地よい香りが立ち込める。気づけば思わず鼻を近づけて目を閉じ、香りに酔いしれていたではないか。小指を立ててカップを持っていたかどうかはご想像に任せるとしても、優雅なティータイムに浸っていたのは事実だ。

フルアフタヌーンティーセット(1人前)2,808円。写真は2人前。
フルアフタヌーンティーセット(1人前)2,808円。写真は2人前。

「TOP TEA PLACE」は、紅茶やお菓子だけでなく、ティールームとしてのサービス、インテリアや雰囲気など、すべてが評価されて与えられるもっとも栄誉ある賞。ふと、いま自分がいるこのティールームこそが「TOP TEA PLACE」なのではと錯覚する。ええ、知っていますよ、ここは日本橋です。

 紅茶とスコーンを愛する英国人を魅了し、日本人の経営で唯一「TOP TEA PLACE」に輝いたティーサロン「ジュリス」の世界観を日本橋で堪能できるとは。これは英国展ファンでなくとも通ってしまいそうだ。

(取材・文◎笹森ゆうみ)

●SHOP INFO

店名:ジュリス ティールームス

住:日本橋三越本店本館B1F(東京都中央区日本橋室町1-4-1)
TEL:03-3241-3311(大代表)
営:10:30~19:30