じわっと後を引く辛さ! 箸が止まらない高菜の油炒め

ご覧ください、白いご飯の半分にドーン! と敷き詰められた高菜の油炒めを。油炒めならではの高菜の色味とつやも、食欲をそそりますね。
ちなみに高菜の油炒めは、九州では「炒めていない高菜は口にしない」というほどポピュラーな食べ物だそうです。

高菜をごはんとともに一口。ピリッ、シャキッと歯ごたえのある高菜が旨っ!
ピリリとしながらも食べやすいのは、風味豊かなごま油に九州濃口醤油を加えて炒めているから。発酵食品である高菜漬けの酸味と塩味が醤油の旨味と結び付き、辛さを残しつつも旨味のある味わいに仕上がっているんですね。錦糸玉子や紅生姜とも相性抜群で、食欲が下がりがちな夏でもごはんがパクパク進みます!
土佐酢で食すジューシーな「とり天」

「高菜弁当」を盛り上げるもう一つの主役が「とり天」です。大分で半世紀以上愛されているとり天は、大分県民が誇るソウルフード。九州で広く親しまれる高菜の油炒めととり天を組み合わせたこのお弁当は、まさに九州を味わうお弁当といえますね。

もも肉に衣を付けて揚げたとり天は、しっとり柔らかくてジューシーで食べやすく、甘酸っぱい土佐酢のだれがかかっています。
この土佐酢、利尻昆布と鰹節でとった出汁に五穀酢を合わせたもので、まろやかな酸味が特長。とり天の旨みがより引き立って、これまたご飯が進み、高菜ととり天でご飯を分け合ううちに完食! 「500円でおつりがきていいの!?」と思うほど、実に美味しいお弁当でした。
暑い時期でも高菜ととり天、錦糸玉子と紅生姜の絶妙なハーモニーで、モリモリ食べられる「高菜弁当」。お近くの『ほっともっと』でこの味わいをぜひ体験してみてください。