平安神宮前で乾杯! 9月3日は「平安日本酒フェスティバル2017」

ますます気になってくる日本酒のラインナップは?

――朝倉さんは神奈川で開催される「西国・神奈川地酒フェスティバル」でも、西日本の蔵元の名ナビゲーターとしてご活躍されていますね。

2013年に始まり、2年ごとに開催される「西国・神奈川地酒フェスティバル」は、今年7月に大盛況のうちに終了。写真は今年開催時のもの。
2013年に始まり、2年ごとに開催される「西国・神奈川地酒フェスティバル」は、今年7月に大盛況のうちに終了。写真は今年開催時のもの。

「関東ではあまり馴染みのない西日本のお酒のよさを知ってもらえればという思いで、お手伝いさせていただいています。2年に一度の開催ですが毎回楽しみにしてくださる方が多く、西日本のお酒が浸透しているのを実感します。参加する蔵元が蔵自慢の地酒とご当地のあてを振る舞うというスタイルも好評のようです」

京都・神蔵、愛知・菊鷹は「平安日本酒フェスティバル2017」にも参加。写真は今年開催「西国・神奈川地酒フェスティバル」のもの。
京都・神蔵、愛知・菊鷹は「平安日本酒フェスティバル2017」にも参加。写真は今年開催「西国・神奈川地酒フェスティバル」のもの。

――やはり、西日本の蔵元が中心になりますか? 一部だけでもご紹介いただければ。

「昨年は関西とその周辺の酒蔵だけでしたが、今年は地域も拡大し、東北や山陰地方の蔵も参加予定です。一部ですが参加蔵をご紹介すると、今年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)でチャンピオン酒に輝いた岩手・南部美人、めがね専用酒で話題を集めた宮城・萩の鶴、若い造り手が地元会津にこだわり、大革命を推し進めている福島・天明、今年創業300周年を迎える新潟・鶴齢など。西の方では燗酒押しの島根・玉櫻、最近人気急上昇中の愛知・菊鷹なども。地元京都からは8蔵、お隣りの滋賀からは4蔵。同じ地域でも味わいはさまざまなので、同じ県同士で呑み比べてみるのも楽しいと思います。

 また、お酒の味わいでいえば、するっと呑めるもの、フルーティなものから濃い味わい、燗酒向きのお酒、季節的にひやおろしもありますし、古酒までかなり多様性に富んだラインナップが揃うのは昨年同様です。

 お酒の味わいのバリエーションの豊富さは他のどのイベントよりも幅広いと自負していますので、それぞれの好みにあったお酒が必ず見つかると思います。普段はなかなか頼まないタイプのお酒も、ちょっとだけ試してみたりというのもこうしたイベントのよさです」

平安神宮の大鳥居をバックに1,000人で乾杯!

 さすがは名ナビゲーター。選りすぐりの酒蔵と日本酒の味わいや楽しみ方を知っていればこそのご紹介。そして、日本酒だけでなく、名店の料理にライブ。京都でそんなに楽しそうな日本酒イベントがあったとは!

入場券を専用グラスと交換してから各屋台をまわるスタイル。専用グラスがない場合はお酒の購入はできない。屋台でのお酒と料理は別料金。お酒チケットがあればスマートに利き酒ホッピングができる。
入場券を専用グラスと交換してから各屋台をまわるスタイル。専用グラスがない場合はお酒の購入はできない。屋台でのお酒と料理は別料金。お酒チケットがあればスマートに利き酒ホッピングができる。

――今年の会場は平安神宮前だそうですね。

「そうなんです。イベント名にある通り、今年の会場は平安神宮前の岡崎公園。京都と聞いてすぐに思い浮かぶ朱色の大鳥居。それを眺めながら日本酒を呑む。もう、最高じゃないですか。

昨年の会場である京都市役所前で挨拶をする市長。普段から着物着用なんだそう。知りませんでした。
昨年の会場である京都市役所前で挨拶をする市長。普段から着物着用なんだそう。知りませんでした。

 昨年同様、乾杯の音頭は門川大作京都市長の予定です。平安神宮の大鳥居をバックに1,000人で乾杯!! を実現したいと思っています(乾杯予定は14時頃)。想像しただけで絵になります。あ、インスタ映え間違いなしです(笑)

●DATA

「平安日本酒フェスティバル2017」
イベント・チケット詳細はこちらから

日時:9月3日(日)10:00~17:00
場所:平安神宮前(岡崎公園)
料金:前売り500円(当日800円)
主催:「京都Sake Project