「こだわりはない」と言いつつ、こだわりてんこ盛りの「他力本願寺カレー」

初めての訪店なら、まずは他力本願ではないオーナーの自信作「他力本願寺カレー」(1,500円)は絶対に頼んでおきたい一品です。3年間インドに滞在していたという奥様からのアドバイスを得て、12種類以上のスパイスを使った本格的な味わいに仕上がっています。
「一番注力したのは、レッドキーマとブラックキーマのバランス。レッドキーマはトマトの酸味が特徴で、あえてちょっと物足りないかな、と思わせる程度の味わいに仕上げ、竹炭を混ぜたブラックキーマのガツンとくる旨みを支えています。3分の1ほど食べ進めたら、両方を混ぜ合わせてみてください。2種類のキーマの味が調和して、最後まで飽きの来ない味の変化を楽しめます」(セグチさん)
〆は3分の1程度残したキーマにスープをかけ、「スープカレー」にして食べるのがおすすめです。
あの家庭の味を本気再現した「ホントに普通のカレー」も気になりすぎる

店名とは打って変わって謙虚なネーミングの「ホントに普通のカレー」(800円)。山口県下関市出身のオーナーは、大のバーモントカレー好きだそうで、「実家で食べていたあの味を再現したい」と、パッケージの裏面のレシピを見て忠実に作ったのがこのカレー。仕上げに振りかける乾燥パクチーがまた意外と合うんです。

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すでにカレーの名店と言われる店からレシピ提供のオファーも続々寄せられているのだとか。今月オープンの大注目店、今後の動向からも目が離せません!