食材の宝庫! 長野・信州グルメが美味しい理由とは?

水がきれいだからこその絶品食材

天然地下水で作った豆腐とブランドきのこ

 ビュッフェで最初にいただいた前菜は、日本一美味しいと言われる豆腐を使用した「手塩にかけた伍郎のきぬと蒸鶏の煎りゴマサラダ」。豆腐を蒸鶏とゴマドレッシングで和えることで、棒々鶏風に仕上げたこのサラダは、長野県産大豆を天然地下水で丁寧に作られた豆腐のなめらかな食感とコクのある味わいがなんとも印象的。豆腐は、約9割が水。舌の上でほろほろと溶けていくような絶品豆腐を楽しめます。

 また、信州はブランドきのこを多数生産していることもでも有名。「信州キノコ村の色々キノコマリネ(写真右下)」は、信州で育った新鮮なきのこをガーリックオイルでマリネした一品。歯ごたえの良い生き生きとしたきのこの食感と風味を堪能できます。

養殖の概念を変えた、信州サーモン

 海なし県である長野・信州ですが、実は美味しいサーモンがとれるのをご存知でしょうか。ニジマスのメスとブラウントラウトのオスを交配し、双方の良いところだけを受け継いだ「信州サーモン」は、卵を産まない1代限りの魚。卵を産まないことによって、本来なら産卵に必要になるエネルギーがそのまま旨みとして残り、その身にギュッと凝縮されるのだそう。「秦龍味噌でマリネした信州サーモンのオーブン焼き」でいただいたサーモンは、まろやかでコク深い一品でした。

 また、適度な脂と、トロリとした舌触りを感じるには、お寿司でいただくのもおすすめ。こちらのビュッフェでは、板前さんが目の前で握ってくれた信州サーモンのお寿司(ディナーのみ)を楽しめるのも嬉しいところ。後味がさっぱりとしているので、魚が苦手な人にも食べてみてほしいです。

お肉派も大満足! 長野の赤ワインソースでいただく肉料理

 しっかりとお肉を食べたい人は、牛肉と雪下人参、信州牛蒡の旨みを、長野の赤ワインソースとともにオーブン焼きにした「牛肉と根菜の赤ワイン煮込みアッシュパルマンティエ」がオススメ。夏から秋にかけて雨が少なく、豊富な日照、また寒暖の差が激しいなど、長野はワイン銘醸地に共通する条件をしっかりとクリアしていることでも有名です。そんな土地で作らえた赤ワインを贅沢にソースとすることで、牛肉にはさらなるコクが生まれ、ほどけていくほどなめらかな味わいを楽しめるのです。

〆は信州クルミそば!

 味、コシ、香り。三拍子が揃った信州そばは、蕎麦好きならずとも虜になる絶品です。〆の逸品として見逃せないのは、クルミと豆乳をなめらかにしたそばつゆで食べる「信州クルミ蕎麦」。クルミの香ばしさと甘みが効いたつゆに絡めて食べる蕎麦は、ついおかわりをしたくなるほど、後を引きます。

日本酒だって、もちろん美味しい

 美味しい水から作られるのは、食べ物だけではありません。長野には日本でも有数の名酒蔵が集まる地域。今回こちらで楽しめる日本酒は、「新濃錦」「真澄」「七笑」。長野ならではの、濃醇甘口な地酒を存分に楽しむことができます。

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 万物の根源は水。かつてそう説いた哲学者がいましたが、美味しい食材にはやっぱり美味しい水が欠かせないこと、そして信州の水がいかに美味しい食材を育んでいるのかを、このイベントで再認識しました。

 30種類以上の特別ビュッフェメニューが味わえる「日本を味わおう 第11弾 信州プロモーション」で、信州の豊かな食材をぜひ堪能してみてください!

(取材・文◎藤森もも子)

●DATA

>>日本を味わおう 第11弾 信州プロモーション

期間:2018年3月15日(木)~5月14日(月)
場所:ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ 3F/シェフズライブキッチン