広島県でいま注目の「個性派宿」5選。美術館一体型ホテルから瀬戸内海を一望できる一棟貸切ホテルまで秋シーズンの広島の宿を徹底ガイド

海沿いで暮らすように過ごせる1日1組限定の貸別荘『瀬戸内隠れ家リゾート』

　瀬戸内海に浮かぶ広島県尾道市の小さな離島・百島にある『瀬戸内隠れ家リゾート』は、アウトドアなどの自然体験が楽しめる“一棟貸切の宿泊施設”です。

　注目は2023年10月に新設されたプライベート宿泊棟「AMERI（アメリ）」。専用の中庭や、檜で作られたジャグジーエリアを屋外に備え、1階にはアイランドキッチン、広々としたリビングルームを設置。2階には雨の日でもBBQが楽しめる専用バルコニーも設置されています。主寝室にはダブルベッドが2台、ゲストルームにはシングルベッドが6台用意されているほか、スキップフロアのソファやエアベッドなどのレンタル品を使用することで、最大18名様まで宿泊が可能。さらにペット同伴での滞在もOK。

　施設内には「AMERI」以外にも、オーシャンフロントのテラスでBBQや魚釣り、百島で最も美しいとされている夕景を眺められる「CIELA（シエラ）」や、瀬戸内海の眺望を楽しめるように設置されたソファとラウンジチェア、ジャグジーが魅力の「VIENA（ビエナ）」があり、別荘体験で宿泊が可能。

　さまざまなアクティビティ体験も充実しており、宿泊施設の前に広がるビーチから出発するトリマランカヤック体験や、瀬戸内海を水風呂にして楽しむ「Beach Sauna」、ガイド付きで百島の海で釣った魚介類を使った料理や魚釣り体験も楽しめる「瀬戸内美食倶楽部」など、プライベートな空間で、少人数でもファミリーでも“広島の島旅”を大満喫することができます。

瀬戸内の海も山も満喫できる古民家ステイ『せとうち母家 Setouchi OMOYA』

「崖の上のポニョ」のモデルとなった街として知られる「鞆の浦（とものうら）」に、広島県福山市の山間部の築100年越えの大きな古民家をリデザインした平屋建て・一軒家スタイルの宿があります。それがこの『せとうち母家 Setouchi OMOYA』。利用できるのは1日1組のみ。施設内は和モダンスタイルにリノベーションされ、キッチンはプロ仕様の充実した設計。プライベートウッドデッキとお風呂からは竹林が眺められるようになっているなど、ゆっくりマイペースで里山ライフを満喫できます。

　また、近隣の沼隈半島（ぬまくまはんとう）では、当地でしか体験できないローカルアクティビティが充実。グランピングBBQや生ハチミツ採蜜体験、仙酔島でのシーカヤックといった自然体験に加え、“さすらいの料理人”zono氏による備後フィッシュの料理体験、地元のジビエやお酒を楽しむプランなど、地域との繋がりを感じながらの体験プランも用意されています。

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World Luxury Hotel Awards2024で3部門を受賞！『こころと身体が元気になる温泉宿 江田島荘』

　瀬戸内海・広島湾にある江田島（えたじま）といえば、多くの島が連なる姿やサンセットなど景観の美しさで知られ、また牡蠣やオリーブの産地としても有名。その江田島に2021年に開業した『江田島荘』は、ホテル業界のアカデミー賞とも称される「World Luxury Hotel Awards2024」において、日本初受賞となる2部門を含む計3部門を受賞した注目のホテルです。

　客室は全て31平米以上とゆったりとした造り。全室が穏やかな瀬戸内海に面するオーシャンビュー。館内は江田島で130年以上続き、日本には2社しかない「紙布（しふ）」生産工場で織られた壁紙や館内用小物など、備品にも地産を取り入れ、随所に江田島らしさを感じることができます。

　また、館内の大浴場では、保温と保湿に優れた泉質の源泉掛け流しの温泉を楽しむことができ、宿泊者専用の家族風呂（半露天）も用意。料理にもこだわっており、2023年に広島で行われた「G7サミット」で腕を振るった廣松昂是シェフによる「えたじまフレンチ」を提供。料理に使用する食材のほとんどを江田島の生産者から直接仕入れています。