京都最古参の超有名ラーメン店『新福菜館』が横浜ラー博に登場!

京都最古参の超有名ラーメン店『新福菜館』が横浜ラー博に登場!
食楽web

●ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度」第19弾を調査。京都最古参の中華そば専門店『新福菜館』の魅力を調べてみた

 国内のラーメン好きはもちろんのこと、日本観光の目玉スポットとして海外からも多くの人が足を運ぶ大人気ラーメンアミューズメントパーク『新横浜ラーメン博物館』では、過去に出店した約40の銘店が約3週間のリレー方式で再出店するスペシャルプロジェクト「あの銘店をもう一度”銘店シリーズ”」を展開しています。

 現在営業中の佐賀・唐津『らぁ麺むらまさ』に続き、7月18日から新たに営業を開始するシリーズ第19弾のお店は、1997年8月~2002年11月にかけて出店した京都最古参の中華そば専門店『新福菜館(しんぷくさいかん)』。昭和13年(1938年)創業の超老舗店が作る「濃口醤油ラーメン」と、もうひとつの看板メニュー「ヤキメシ」が、約21年ぶりに『ラー博』で復活します!

『新福菜館』とは?

『新福菜館』は中国浙江省から日本に渡ってきた徐永佛氏が、奥様の文子氏とともに屋台ラーメン屋として昭和13年に創業。昭和17年からは現在も営業中のJR京都駅北口至近にお店を開き、連日2000人を超えるお客さんが訪れる大人気店となりました。昭和46年(1971年)にはお店の味に惚れ込み、長年の修行を経て跡を引き継いだ山内勝氏がお店を切り盛り。先代の味をブラッシュアップし、「濃口醤油ラーメン」や「ヤキメシ」など山内氏が生んだ新たなメニューが大評判を呼び、京都を代表するラーメン店のひとつに数えられる銘店となりました。現在は京都の本店(京都たかばし 中華そば専門店 新福菜館本店)の他に京都府内や滋賀県、さらに麻布十番や秋葉原、浜松町など東京にも出店するなど、その人気は拡大の一途を辿っています。

お店の代表メニュー「中華そば」。チャーシューの枚数はこれが基本 ※メニュー及び価格は公式サイト等にてご確認ください
お店の代表メニュー「中華そば」。チャーシューの枚数はこれが基本 ※メニュー及び価格は公式サイト等にてご確認ください

 今回の再出店で提供されるラーメンは山内氏の長女夫妻による陣頭指揮の元、直系直伝の味を再現。特徴である黒い醤油スープに麺が見えないほどに敷かれたチャーシュー、たっぷりの刻みネギがトッピングされます。チャーシューは「白身」と「赤身」の2種類をバランスよく配置し、食感と味わいの変化を楽しめるとともに、スープの旨みが加わることで極上の美味しさを楽しめます。

スープは黒さが際立つ”濃厚醤油系”。中太ストレート麺との相性は抜群!(食楽web)
スープは黒さが際立つ”濃厚醤油系”。中太ストレート麺との相性は抜群!(食楽web)

 鶏ガラを中心に野菜や豚の旨みが溶け込んだ動物系スープをベースに、創業時から使われ続けている京都の老舗醤油製造所『五光醤油』の熟成濃口醤油を用いたかえし(タレ)とブレンド。見た目とは裏腹のすっきりした味わいの中に深いコクと旨みを感じられる、独自のテイストに仕上げられています。

 また、麺はこちらも京都の老舗製麺所『近藤製麺』が作る、特注の中太ストレート麺を使用。つるつるで歯切れのよい食感と麺自体の風味、スープもしっかりと絡まって、こちらも最上級の味わいを体感させてくれます。

「ヤキメシ」はラーメンの醤油ダレで仕上げた濃密な味わいが特徴
「ヤキメシ」はラーメンの醤油ダレで仕上げた濃密な味わいが特徴

 そしてもうひとつの看板メニュー「ヤキメシ」は、山内氏が昭和40年代後半に考案した一品。ラーメンに使用している醤油ダレで味付けしたことで、一般的なチャーハンよりも黒味が強い仕上がりとなっています。具材はネギ、チャーシュー、玉子と至ってシンプルな構成ながら、後を引く濃密なウマさは絶品の一言。ぜひ目一杯お腹を空かせて、ラーメンとセットでオーダーすることを強くオススメします!

まとめ

「京都三大ラーメン(背脂こってり醤油系、鶏こってり白湯系、濃厚醤油味系)」の一派である“濃厚醤油味系”を代表する銘店『新福菜館』。創業から80年以上に渡って受け継がれた味をベースに、二代目の山内氏によって劇的な進化を遂げたお店の「中華そば」とヤミツキ度激高の「ヤキメシ」を、この機会にぜひ『ラーメン博物館』でじっくり存分に味わってみてください。

●DATA

あの銘店をもう一度 ”銘店シリーズ” 第19弾 京都『新福菜館』

期間:2023年7月18日(火)~8月7日(月)
販売:新横浜ラーメン博物館 地下1階
営:11:00~21:00、土日10:30~21:00(共にL.O. 20:30)
https://www.raumen.co.jp/