ジャンクなのに激ウマ! 炭水化物まみれの韓国屋台フード「ラッポッキ」を自宅で作ってみた

ジャンクなのに激ウマ! 炭水化物まみれの韓国屋台フード「ラッポッキ」を自宅で作ってみた
食楽web

 突然ですが、みなさんは「ラッポッキ」という料理をご存知ですか? 以前から、コストコでその名前の商品を見かけて気になっていたのですが、調べてみると、ラーメンとトッポキが一緒になった韓国の屋台グルメなんだそう。

 食べてみたかったのですが、 “おトク”を売りにしているコストコでは、1つ買うと、もれなく2~3人前分が3袋(2133円)もついてきて、1人で食べるには多すぎるため、なかなか手が出せなかったんです。ところが最近、同商品を1袋だけ売っているのをスーパー『Olympic』で見つけました。これなら、と思って、購入してみたのです。

東遠(DONG WON)ジャパンという韓国のメーカーが作っています。通常の旨辛味(赤いほう)と、ジャジャン味の2種類が売っていました。1個678円(オープンプライス)
東遠(DONG WON)ジャパンという韓国のメーカーが作っています。通常の旨辛味(赤いほう)と、ジャジャン味の2種類が売っていました。1個678円(オープンプライス)

 作り方は簡単。鍋を用意し、水500CCを入れ、トッポキ、ソースを投入。中火で4分間かき混ぜながら煮た後に、麺とかやくの乾燥ネギを投入し、さらに3~4分煮るだけで完成です。今回は、牛肉と生卵を加えて、ちょっと豪華にしてみました。

フライパン1つでできるのが嬉しい
フライパン1つでできるのが嬉しい

 まずはトッポキから食べてみると、期待通りの跳ね返るようなモチモチ食感。最初は甘く感じますが、噛むごとにしっかり辛さがやってきます。続いて麺をすすると、辛い汁がしっかり染み込んでいて、思わずブハッとむせるほど辛い。でも、旨い。食べ進むうちに、味噌汁のようなじんわりとした旨みと甘みを感じると同時に、ジャンク感もたっぷりで後を引きます。

 しかし、食べても食べても、なかなか減りません。麺がどんどん汁を吸って増殖しているのでしょうか。しかもトッポキでおなか一杯になってくるし、牛肉なんぞ入れなきゃよかった、と少し後悔。途中で味変しようにも、香辛料がビシバシ効いているため味変のしようがありません。チーズを入れると美味しそうではありますが、これ以上、量が増えるのは厳しい。というわけで、パンパンにお腹が膨れ上がってしまい、「炭水化物×炭水化物」の恐ろしさを改めて思い知らされる結果に。

餅200gと乾麺110gなのですが汁気を吸って多く感じます
餅200gと乾麺110gなのですが汁気を吸って多く感じます

 確かに後をひく美味しさでまた食べたいとは思うけど、2人前を1人で食べたのがいけませんでした。今度は人数を集めて鍋のように食べよう、と思っていた矢先、このラッポッキに、1人用カップ麺があるのを見つけたのです。

「ころころ旨辛ラッポキ」197円(販売元は『SSB』)
「ころころ旨辛ラッポキ」197円(販売元は『SSB』)

 こちらはレンジで加熱するタイプで、麺と餅をカップに開けて水を注ぎ、3分40秒加熱。その後、湯切りして粉末ソースを入れるだけです。

餅の形が雪だるまのようです
餅の形が雪だるまのようです

 袋麺のものよりは辛さは若干控えめですが、これもなかなかクセになる味です。そして、嬉しいことに「もっと食べたいな」と思うくらいで完食できます。これは小腹が空いた時のおやつにちょうどよく、腹持ちもいい。しかも1カップで186kcal程度。おにぎり1個分よりカロリーが少ないので、ダイエット中にもいいかもしれません。

1カップの量は91g
1カップの量は91g

 筆者は本場・韓国で食べたことがないので、正解の味がわからないのですが、日本の麺&餅の代表「力うどん」と比べるなら、韓国代表「ラッポッキ」に1票挙げたい。「焼きそばパン」と対決したら、う~ん、かなり迷うかもしれません。というわけで皆さんも「ラッポッキ」を見かけたら、ぜひ試してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)