贈るシチュエーションで使い分けできるパッケージ2種

餡と最中の皮が別仕様になっているものが前述のギフトパッケージ。最中3組に対して瓶詰めの餡は若干多め。つまり、餡が少し余るのですが、そこはしめしめです。
そのまま食べても美味ですが、トーストやクラッカーにのせたり、アイスクリームなど乳製品とも好相性。

「みなさまのアイデアで季節のフルーツやコンポート、ヨーグルト、チーズなどお好みの素材と合わせて小さなドルチェにして楽しんでみてください」と居山さん。
残り餡には福あり! とほくそ笑みつつ、白小豆の粒感を楽しみながらいろんなアレンジにトライしたくなりますね。

さらにもう一種は単品パッケージ。こちらはすでに餡を詰めた状態なので、そのまますぐに食べられるスタンダード最中。プチギフトにはもちろん、あちこちに配りたいときにもちょうどいいかも! とひらめいた途端、夏の帰省で会う旧友の顔が浮かびました。
久しぶりに集まる地元の友人たちに配ったり、近所のいとこたちに届けたり、もちろん自分でじっくり味わう分も。それぞれ必要なギフトとバラの個数をカウントして、さっそくお取り寄せの手配をすることにしたのでした。
(取材・文◎笹森ゆうみ)
●DATA

『いせや本店』
静岡県沼津に店を構える老舗菓子舗。沼津を舞台とする歌舞伎の登場人物にちなんでつくられた「平作もなか」はお店の代表銘菓。また、沼津御用邸記念公園売店のみで販売する皇太子殿下・雅子妃殿下にご献上した記念菓「雪後の春」や、沼津御用邸記念公園と共同開発した和三盆干菓子「くぎかくしさがし」なども手がける。