
●チョコレートの名門『GODIVA』から、焼き菓子専門ブランド『Godi Butters’』が誕生。日本人のバター好きから着想を得て、チョコレートとバターの新たな融合を提案します。
ベルギー生まれの老舗チョコレートブランド『GODIVA(ゴディバ)』は、創業以来初となる焼き菓子専門ブランドを日本で立ち上げました。その名も『Godi Butters’(ゴディ・バターズ)』。JR東京駅構内のグランスタ東京に期間限定で出店しています。
チョコレートとバターを“混ぜて作る”新素材「ショコラバター」

『Godi Butters’』では、バターとチョコレートを融合して生み出した「ショコラバター」を主軸に焼き菓子を展開します。
今回、なぜバターに着目したのか?
それは、世界でも稀な日本人の“バター愛”にあります。洋菓子にとどまらず、パンやご飯など、様々な料理にバターが使われる日本は、世界を見渡しても、ここまでバターを愛している食文化は少ないそう。

そこで、『GODIVA』ジャパンの全商品を手掛けるヤニック・シュヴォローシェフは、「バター文化が深く根づく日本だからこそ、新しいアイデアが生まれると考えました」と語り、別件の商品開発中に偶然見つけたバターとチョコレートのマリアージュから、大胆なブランドコンセプトにたどり着いたとのこと。
洋菓子にバターはよく使う素材ではあれど、通常、バターとチョコレートは別々に扱われています。そこをあえて混ぜる合わせることで生まれたのが、ショコラバター。

味見してみるまでは、くどくないのかな? と半信半疑でしたが、カカオの爽やかさがバターのコクとうまくマッチして、想像していたよりも後味はさっぱりとしていて、華やかな印象を受けました。
![原点である「ショコラバター」。塩の効いたパンと合わせると最高 [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/05/20250524-godibutter05.jpg)
使用するバターは、北海道やフランスから取り寄せてみたものの、『GODIVA』の原点であるベルギー産の発酵バターが最も相性が良かったとのこと。創業者ピエール・ドラップス氏も、かつてチョコレートのレシピ開発に同じバターを使用した記録が残っているそうで、伝統と革新のクロスオーバーとも言えます。
自分へのご褒美に「バターサンド」、ほっと一息に「フィナンシェ」
![バターサンド [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2025/05/20250524-godibutter06.jpg)
看板商品である「バターサンド」は、さっくりと焼き上げたサブレ生地に、ショコラバターをたっぷりとはさんだブランドの象徴する一品。ショコラやフレーズ、キャラメルとフレーバーを展開します。
試食ではキャラメルをいただきましたが、ショコラバターはまろやかで、キャラメルの濃厚さとのバランスが絶妙で。しっかりとした厚みがありながらも驚くほど軽やか。口溶けの良さがとても上品です。

おいしさに感動した2種類のフィナンシェ。ひとつはホワイトチョコをキャラメリゼしたアンバーチョコレートを使ったバター香る「アンバー」と、カカオ99%のダークチョコレートが濃厚な「ノワール」です。
ヤニックシェフは、「どの商品も気に入っていますが、ひとり時間にはフィナンシェ、誰かとシェアするならバターサンドがおすすめです」とシーン別の楽しみ方を提案してくれました。
リラックスを誘うアートなパッケージ
今回パッケージにも新しいアプローチがあり、従来のゴディバとは異なり、抽象的なアートとアースカラーを採用。目で見て、味わって、リラックスしたい気分に寄り添う『Godi Butters’』の提案する焼き菓子体験、ぜひ堪能してみてください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●SHOP INFO
Godi Butters’グランスタ東京店
期間:2025年5月15日(木)~8月31日(日)(予定)
住:東京都千代田区丸の内1丁目9−1 JR東京駅 グランスタ東京 B1改札内 銀の鈴エリア
営:平日・土8:00~22:00
日・祝日 8:00~21:00
※翌日が休日の場合は、22:00まで営業