キャンプのワンランク上の楽しみ方!? 『ジャクリ』でワーケーションしながらほったらかし本格ピザを作ったら旨すぎた

キャンプのワンランク上の楽しみ方!? 『ジャクリ』でワーケーションしながらほったらかし本格ピザを作ったら旨すぎた
食楽web

 秋の行楽シーズン真っ只中。今年も絶好のキャンプシーズンの到来です。ブームが続く中、ここに来てさらにバージョンアップしたキャンプの楽しみ方が増えています。とりわけコロナ禍以降に注目されているのが、キャンプ場で数泊して、仕事もレジャーも楽しむというワーケーション的キャンプです。

 こうした新たなキャンプシーンで威力を発揮してくれるのがポータブル電源。大容量のポータブル電源は、スマホやPCの充電はもちろん、消費電力が比較的大きい調理家電なども使えることなどから、従来のキャンプスタイルを劇的に変えてくれる便利アイテムとして、はたまた防災用として、購入を検討している人も多いのではないでしょうか。

 そんな絶好のタイミングでポータブル電源のトップブランドであるJackeryから登場したのが、ポータブル電源とソーラーパネルとセット「Jackery Solar Generator 1000 Pro」。こちら同社のハイエンドだった前モデル「Jackery Solar Generator 1000」を徹底的に煮詰め直し、コンパクト化や充電性能、安全性などさまざまな機能や使い勝手が大幅に進化したとのこと。その実力やいかに? 

 ということで、今回は実際に編集部で1泊2日のキャンプを敢行。本モデルの豊富なバッテリー容量を活かし、ワーケーションをはじめ、キャンプ場では難しい、生地から作る本格ピザ作りなど、さまざまなガジェットや家電を駆使して、キャンプを楽しんできました!

 Jackeryのポータブル電源は、下は240Wから上は2000wまで、用途やシーンに合わせ、全7種類と豊富にラインナップされているのが特徴。今回、検証の主役となったこちらの「Jackery Solar Generator 1000 Pro」は、「Jackeryポータブル電源 1000 Pro」とソーラーパネルがセットになった製品。ポータブル電源の容量が約1000Wという大容量モデルで、消費電力が1000W以内であれば、さまざまな家電が使えます。

朝から余裕で仕事可能! 快適すぎる「ジャクリ」に感動

充電式サーキュレーター『クレイモア』の「ファン ブイ 600+」で涼しい風を浴びながらの仕事、小鳥のさえずりをBGMに仕事が捗る
充電式サーキュレーター『クレイモア』の「ファン ブイ 600+」で涼しい風を浴びながらの仕事、小鳥のさえずりをBGMに仕事が捗る

 キャンプ地に選んだのは、埼玉県秩父地方にあるキャンプ場。到着するやいなや車から荷物をおろし、さっそくテントの設営をスタートします。同容量のタイプの中では業界最小最軽量を謳っていることもあり、ポータブル電源の持ち運びも実に楽です。

 テントも張り終え、テーブルや椅子を広げたら、PCとスマホを「Jackeryポータブル電源 1000 Pro」のUSBポートに接続し、ワーケーションをスタート。緑に囲まれ、小鳥がさえずる絶好の環境の中、開放感に浸りながら企画書作成やリモート会議などをこなします。2時間ほど仕事に集中した後に、ふと液晶をみるとバッテリー残量はいまだ90%台。頼もしい限りです。

『バルミューダ』の「BALMUDA The Pot」でコーヒーブレイク、飲みたい時にすぐお湯を沸かせて便利
『バルミューダ』の「BALMUDA The Pot」でコーヒーブレイク、飲みたい時にすぐお湯を沸かせて便利

 太陽もちょうど頭のてっぺんに上がってきたので、コーヒーブレイク。電気ケトルをJackeryに接続し、水を入れてスイッチをオン。ほどなくして沸いたお湯をドリップに注いでコーヒーを入れます。間近に流れる荒川のせせらぎを楽しみながら、コーヒーをひと口。アウトドアでいれたコーヒーは格別ですね。電気ケトルはある程度、バッテリーを食いましたが、短時間の使用だったからか、残量はいまだ80%台をキープ。Jackeryのおかけで快適この上ありません。

休憩時間&隙間時間を使って本格ピザ作り!

 仕事がひと段落したところで、軽く昼食を済ませて、夕食のメインディッシュとなるピザの生地作りを始めます。一般的にアウトドアでピザを作る場合、市販の生地を使って焼くことが多いと思いますが、今回はJackery持参なので、敢えて手作りにこだわりました。

 使うのはホームベーカリー。ホームベーカリーに材料を投入し、調理設定をした後にスタートボタンを押すだけ。あとは生地ができるまでの1時間余り、仕事をしながら待つことにします。同時に複数の家電が使えるのも、大容量のJackeryならではで超便利。また、給電中は液晶に使用電力が表示されるのも親切です。

「秋鮭とマッシュルームのピザ」レシピ

ホームベーカリー(シロカ「おうちベーカリーSB-1D151」)で煩わしい生地作りも小麦粉や材料を入れるだけで簡単に作れる
ホームベーカリー(シロカ「おうちベーカリーSB-1D151」)で煩わしい生地作りも小麦粉や材料を入れるだけで簡単に作れる

材料(1人分)

(生地)
・強力粉……100g
・薄力……30g
・砂糖大さじ……1/2
・ドライイースト……小さじ1/2
・塩……小さじ1/2
・オリーブオイル……大さじ1/2
・ぬるま湯……80cc

(トッピング)
・秋鮭の切り身……1切れ(生地の大きさにもよる)
・マッシュルーム……4個(生地の大きさにもよる)
・ピザ用チーズ……適量
・塩・粗挽き黒こしょう……適量(塩鮭を使うときは塩分を調整)

作り方

1.生地の材料をホームベーカリーに入れてスイッチを押す(※ドライイーストは塩と離して入れる)

2.ピザ生地にオリーブオイルを塗り、ほぐした鮭、スライスしたマッシュルームを全体に乗せる。塩、粗びき黒こしょうを振りピザ用チーズをかけて焼く

 スイッチを押して待つことおよそ70分。蓋を開ければモチモチの生地の完成です。

 なお、この時点でバッテリー残量は50%弱。夕食時の調理を考えると、やや心もとない状況です。でもJackeryなら安心。何せこんな時のために、ソーラーパネルがセットになっているんです。多少雲は出ているものの、今日はおおむね晴れ。日差しも強いのでソーラー充電が捗りそう。「Jackery SolarSaga 80」をワンタッチで開いて、日光が当たる場所に設置。専用のコードでポータブル電源に繋げば、さっそく充電が開始されます。

 セットになっているソーラーパネルの発電能力は80Wですが、より発電能力の高いソーラーパネルを複数枚接続すれば、最短1.8時間ほどでフル充電が可能(ソーラーパネル200W*4枚を使う時)。これは停電など万一の時にも大いに重宝しそうです。チャージしている間は、メールチェックしたり、動画鑑賞したりと、まったりと昼下がりを過ごしました。パススルー機能付きなので、充電しながら電源の供給もできちゃうんですね。日が西に傾いてくるころには、90%以上にバッテリー残量が復活。これで夜もバッチリです!

仕上げはオーブントースター! 絶品ピザが完成

 仕事も終え、さあ、待ちに待ったキャンプタイムの到来です。冷やしておいたビールをさっそく開けてゴクリ。五臓六腑に染み渡ります。そしてビール片手にピザ作りの最終工程へと進みます。ここで使うのはオーブントースター。薪などを使って焼くのも美味しいですが、安定した火力が出せ、しかも火力の調整ができるのはオーブントースターならでは。

 作るのは秋らしい食材を使った「秋鮭とマッシュルームのピザ」。まず、生地を円盤状に薄く広く伸ばし、そこにオリーブオイルを塗ります。そこへ予めオーブントースターで下焼きし、ピザ用チーズとほぐしておいた塩鮭、さらにマッシュルームをトッピング。あとはJackeryに接続したオーブントースターにアルミホイルを敷き、生地に焦げ目が付くくらいまで焼けば、熱々でとろとろのピザの完成です。

 待つこと約10分。チーズが溶け、食材の香ばしい香りが立ち上ったら、もう食べ頃です。ナイフで豪快にカットして、ひと口食べてみると、サクサクした生地の食感ととろとろのチーズ、さらに適度に塩味のきいた香ばしい鮭やマッシュルームの味わいが絶妙にマッチ。これらをビールで流し込めば、もう最高! これぞ、家電を使ったからこそ、味わえる旨さと言えるでしょう。

お酒と相性抜群のつまみ! 秋の食材を使った「きのこのひと口オムレツ」レシピ

 ピザだけでは、少々物足りなかったので、次はオーブントースターとともに持参した、電気たこ焼き器を使って、もう一品、おつまみを作ることに。ざっくり言うと、たこ焼き器を使ったひと口オムレツです。こちら、たこ焼き器に生地を流し込み、切った食材をトッピングして、たこ焼きを作る要領で焼くだけとごくシンプル。ケチャップやマヨネーズ、ソースなどで味付けも変えられるので、飽きずに食べられますよ。

材料(1人分)

・卵……2個
・きのこ(椎茸、しめじ、えのきなど)……合わせて約50g
・牛乳……大さじ1 (コーヒーのポーションミルクでもOK! 2個)
・ソーセージ……2本(1本を3cm程度に切るので穴の数に合わせて用意)
・サラダエビ……5こ(穴の数に合わせて)
・塩・胡椒……各少々
・オリーブオイル……適量
・お好み焼きソース、万能ネギ、ケチャップ、マヨネーズ、パセリ等……お好みで

作り方

1.きのこは粗みじんに切り、ソーセージは3cm長さに切る。

2.卵を割ほぐし、(1)のきのこ、牛乳、塩、胡椒を加えて混ぜ合わせる。

3.たこ焼き器を温めて穴にオリーブオイルを塗り、(2)を流し入れる。

4.焼けてきたらそ(1)のソーセージやサラダエビを穴の真ん中に入れて焼き上げる。

5.ケチャップをかけ、パセリを散らす。

オススメドリンク「ドライオレンジのサングリア」

 また、お酒に凝りたい人におすすめなのがドライオレンジなどを使ったサングリア。こちらドライオレンジを赤ワインにひと晩漬けておくだけと超簡単! 翌日には流行りの漬け込み酒が楽しめるので、気になる人はぜひトライしてみてください。

キャンプでは難しいレシピも「ジャクリ」があればできる!

 楽しい時間が過ぎていくのは早いもの。ポータブル電源を使ったアウトドアならではのキャンプ飯&酒で至福の時間を満喫しているうちに、夜がだんだん更けていきます。少々肌寒くなってきたので、Jackeryをテント内に移動させ、スマホを接続し充電。明日に備えます。さらに、冷え込んだ場合に備え、電気毛布を接続。現在のバッテリー残量は30%台。この分だと、朝の調理にも使えそう、などと考えながら目を閉じていると、そのまま意識が――。

 今回、「Jackery Solar Generator 1000 Pro」を実際にソロキャンプに持ち出してみて感じたのは、高電力を要する家電を使った場合でも、1泊2日程度のキャンプであれば、ある程度余裕をもってこなせるということ。さらにセットのソーラーパネルで発電すれば、そのキャパシティがさらに広がります。もちろんワーケーションのみで活用する場合は、2、3日の使用も可能です。

 このように基本性能はもちろん、コンパクト性や使い勝手においても高いポテンシャルを発揮してくれた本モデル。キャンプのお供としてはもちろん、万一の際にも大いに活躍してくれるものと確信できました。

●DATA

Jackery画像

Jackery
価格:「Jackery Solar Generator 1000 Pro」
「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」+「Jackery SolarSaga 80」×1枚:17万8600円
「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」+「Jackery SolarSaga 200」×4枚:51万9600円
「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」:14万9800円
「Jackery SolarSaga 80」:2万9800円
※9月15日~9月20日にて「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」「Jackery Solar Generator 1000 Pro 80W ポータブル電源 ソーラーパネル セット」をご購入の方にJackeryポータブル電源1000 Proが収まる収納バッグP15をプレゼントいたします。

(撮影協力:ウィスク・イー、シロカ、ハピラ、バルミューダ)