全国の食いしん坊に聞いた! 2021年に一番美味しかった食べ物とは?

老舗の味はやっぱりハズせない

『みますや』の「牛煮込」600円
『みますや』の「牛煮込」600円

1.東京・淡路町の老舗居酒屋『みますや』の「牛煮込」600円
2.緊急事態宣言とまん防が明け、お酒も解禁になった頃に真っ先に向かったのが神田の『みますや』。明治38年創業、日本最古といわれる居酒屋さんです。ここの佇まいや空気感が好きで、コロナ前も仕事帰りに訪れてひとり酒を楽しむのが習慣でした。ここのつまみや料理はベーシックながら何を食べても美味しいのですが、とくに名物「牛煮込」(600円)を久しぶりに食べたとき、その滋味深い甘みに癒やされました。みますやの味はなんというか、心の故郷なのです。
3.東京・男・60歳・書籍編集者

1.東京・日本橋『好成軒』の「オムライス」1000円
2.日本橋に立ち寄りの仕事があって、通りかかったときに気になったのがきっかけで食べてみました。オムライスはふわとろで、デミグラスソースと卵が絶妙に合わさって、まるで飲むように平らげました。後で調べたら、大正8年創業の洋食屋さん。ほっこりする空間で、すっかり気に入りにました。ほかにもエビフライやカキフライなどいろいろ美味しそうな定食があり、会社に近かったら毎日、通いたいくらいです。
3.東京・女・50歳・外資系秘書

スイーツの優しい甘さに癒やされる

『禁断果実』の「禁断果実サンド」600円
『禁断果実』の「禁断果実サンド」600円

1.東京・中目黒『禁断果実』の「禁断果実サンド」600円
2.フルーツサンドがブームのなか、甘すぎるサンドが苦手な自分としては、ここの「禁断果実サンド」がすごく美味しかった。超薄切りのリンゴを、甘すぎないアーモンド入りの生クリームとパンでサンドしたオトナな味わいのフルーツサンド。リンゴのシャキシャキの食感が絶妙で、コーヒーにもぴったり。
3.東京・男・45歳・編集者

『ザ・東京フルーツパーラー』の「さくらんぼのパフェ」
『ザ・東京フルーツパーラー』の「さくらんぼのパフェ」

1.東京・自由が丘『ザ・東京フルーツパーラー』の「さくらんぼのパフェ」2750円
2.スイーツ好きの友人に連れられて行ったのだが、唯一無二の旨いフルーツパフェだった。「さくらんぼのパフェ」は、大粒の佐藤錦が15粒も! それ自体がみずみずしく、添えられた生クリームやシャーベットなども尋常ならざる美味しさ。後日、宮崎マンゴーを使ったパフェも食べたが、正直、東京にいくつかある老舗高級果実店のフルーツパフェより美味しいと思った。
3.東京・女・50歳・デザイナー

『月のひるね』シフォンケーキ1カット320円
『月のひるね』シフォンケーキ1カット320円

1.山梨県北杜市八ヶ岳シフォン工房『月のひるね』の「シフォンケーキ」
2.カフェを併設する森の中のシフォンケーキ屋さん。コロナ禍で、シフォンケーキのテイクアウトのみに切り替えたようです。外出も外食もままならない日が長く続く中、“動く個室”、ひとりドライブが唯一のエンタメで息抜きの自分には、車を走らせたどり着く森の中のこの店に癒やされました。季節ごとの旬をふんだんに取り入れた日替わりのラインナップが並び、さながら唯一の非日常を味わえる空間。ふわふわもちもちの唯一無二な食感と優しい甘みは山梨イチだと思います。
3.山梨県・女・46歳・サービス業

1.台湾『正義餅行』の「花生酥(ファーシェンスー)」200TWD(約800円)
2.台湾フリークの青木由香さんが運営するオンラインショップ「〓好我好(〓はにんべんに「尓」)/以下同じ」で購入。台湾に行ったときに「〓好我好」で買って美味しかったので、海外になかなか行けない今、初めて台湾からの購入に挑戦。現地に行かずにあの味をまた楽しめるとは思っていなかったので感動した! サクサクしたピーナツバターみたいな甘いお菓子で、何個でも食べたくなるような懐かしい味でもある。いつかポンフーにある『正義餅行』の本店にも足を運びたい!
3.東京・女・37歳・ライター

1.岐阜『恵那川上屋』の「栗きんとん」(六個入り)1500円
2.岐阜に住んでる兄家族から贈り物としてもらって感動。栗に少しの砂糖を加えた、ほのかに甘い上品な味。9月ごろ~1月くらいまでしか販売していないそうです。また、日持ちも3日しかしないため、美味しさを周りの人にも伝えたいけどなかなか贈り物として渡せないのが残念です。
3.長崎・女・37歳・調理師