
2018年、日本コカ・コーラ初のアルコール飲料として九州限定で販売がスタート。2019年に全国発売された「檸檬堂」が、今年10月に全国発売二周年を迎えました。独自の製法による果実感たっぷりの味わいはもちろん、さまざまなテイストやアルコール度数の展開など、既存の缶チューハイにはない、同商品ならではのこだわりが大いに話題になりました。まさに缶チューハイを新たなステージへ導いたといっても過言ではありません。
その後もバリーエーションを増やしながら、缶チューハイのトップブランドとして確固たる地位を築きあげてきた「檸檬堂」。こちらの記事では、新宿の人気レモンサワー専門店『OPEN BOOK』の店主であり、レモンサワーの第一者でもある田中 開さんに実際に飲んでいただき、その魅力と人気の理由を紐解いてもらうことにしました。

現在、展開されているバリエーションは全部で5種類。アルコール度数が低い方から、はちみつでほんのり甘く仕上げた「はちみつレモン」、万人受けする「定番レモン」、塩によってレモンの味わいをより際立たせた「塩レモン」、無糖でキレのあるドライな味わいの「カミソリレモン」、そしてレモンをふんだんに使用した、ガツンとくる味わいの「鬼レモン」となっています。
「まず、ブランディングが秀逸ですね」と田中さん。
「ひとくくりにレモンサワー好きといっても、味の好みは人それぞれですし、飲む環境や気分によってもニーズが異なります。5つのバリエーションによって、レモンサワー好きのさまざまなニーズを汲み上げてくれるのではないでしょうか」
なるほど、実際に一度飲んで「檸檬堂」を気に入ったら、その時々の気分やシチュエーションで飲み分けできる……それが「檸檬堂」というブランドの強みというわけです。そのキモとなるのが、これまでの常識を覆すような味わいへの“こだわり”であることは言うまでもありません。ではそのこだわりとは、如何なるものなのでしょうか?