荒木町の和食の名店『宮わき』の、空間造りから始まる心尽くしのおもてなしとは?

荒木町の和食の名店『宮わき』の、空間造りから始まる心尽くしのおもてなしとは?
食楽web

 実力店がしのぎを削る四谷・荒木町。この街の一角に、2012年のオープンから変わらぬ人気を集める和食店があります。その名は『宮わき』。カウンター8席とテーブル2席の小箱ながら、味を知る大人たちの支持を集める名店です。

 店主・宮脇健太さんは19歳で料理の道に入り、以来、京料理を中心に腕を磨いてきた人物。その料理哲学は至ってシンプルに「直感的に美味しいもの」を作ることだといいます。どちらかといえば飾り気がなく、無骨な印象さえ漂わせる宮脇さんの料理ですが、口に運べば力強い出汁の旨みと食材の味が織りなす、繊細なおいしさに驚かされることでしょう。

 そんな美味しさもさることながら、ここ『宮わき』の最大の特徴は、料理がアラカルト主体であること。「好きなものを好きなように食べてほしい」という宮脇さんの思いにより、前菜、お造り、煮物、焼き物など50種ほどの料理が献立に並び、自由に組み合わせて楽しむことができるのです。